東京駅前に小学生のアイデア貯金箱240点ずらり!KITTE丸の内「アイデア貯金箱コンクール」
千代田区丸の内の「KITTE丸の内」にて、全国の小学生から手作り貯金箱を募集して表彰する「第48回ゆうちょアイデア貯金箱コンクール」入賞作品展示会が開催中だ。 【もっと写真を見る】〈文部科学大臣賞〉4~6年生の部のアイデア貯金箱 貯金箱の作製を通じて子どもたちの造形的な想像力を伸ばし、貯蓄に対する関心を持ってもらうことを目的に開催される「ゆうちょアイデア貯金箱コンクール」。参加者ひとりにつき10円が公益財団法人日本ユニセフ協会、独立行政法人国際協力機構(JICA)および公益財団法人ジョイセフに寄付され、開発途上国や地域の生活向上や環境保全、教育のための活動支援に役立てられる。
48回目の今年度は全国の8685校から48万4857人の子どもたちが参加。各学年から1作品ずつ「文部科学大臣賞」「ゆうちょ銀行賞」「ゆうびんきょく賞」が決定した他「審査員特別賞」「すてきなデザイン・アイデア賞」の計240作品が入賞。関東地方からは文部科学大臣賞、ゆうちょ銀行賞など総勢87名が入賞し、東京都では6名が「すてきなデザイン・アイデア賞」を受賞した。
「文部科学大臣賞」受賞作品は1年生の部が塩崎澪さんの「大きなかぶ」、2年生の部が木村陽向さんの「ありのすみか」、3年生の部が山田章翔さんの「100円入れてすすめ!4×100円10まいリレー」、4年生の部が岡本淳史さんの「ホタルと貴志川線のちょ金箱」、5年生の部が堀口晴太さんの「めざせ100杯わんこそば」、6年生の部が永井愛子さんの「おばあちゃんの金物店」の6点。
会場には入賞作品240点の展示の他、自分だけのオリジナル貯金箱が作れる「クラフトワーク貯金箱ワークショップ」(無料)、KITTE内を巡る「お金のちしきクイズラリー」、面白い動きをする作品をレプリカで再現した「貯金箱の動きを見てみようコーナー」、東京会場限定の「障がい者アーティスト展示会」など、さまざまなイベントが行われる。
ゆうちょ銀行広報部の原田菜生さんは応募作品の傾向を「全体的にはやはりコロナ禍を経て、旅行や地元の催し物など自分の体験したことをテーマにした作品が多いと思います。昨年あたりからSDGsをテーマにした作品も増えている印象はありますね」といい、今年の見どころを「今年度から会場のワークショップが復活し、自分で手を動かして貯金箱を作ったり、触ったりする体験ができるようになりました。作品を見ていただくだけでなく、そういったところも楽しんでいただければ」とアピールした。
「第48回ゆうちょアイデア貯金箱コンクール」入賞作品展示会は、KITTE丸の内 1階のアトリウムで12月29日まで。開場時間は11時~19時。入賞作品の240点は「KITTE丸の内」を皮切りに来年2月18日まで全国6カ所を巡回する。