【NBA】憧れの存在であるウェストブルックとの共闘を心待ちにするナゲッツの若手、クリスチャン・ブラウンとペイトン・ワトソン
ブラウン「彼のエナジーと粘り強さはどのチームにも必要」
一昨年に続く連覇を目指したナゲッツは、カンファレンスセミファイナルでティンバーウルブズに敗退した。そしてオフには、不動の先発メンバーで平均30分以上のプレータイムを得ていたケンテイビアス・コールドウェル・ポープ、平均20分以上出場のレジー・ジャクソンの2人のベテランガードが移籍した。致し方ないことだが、ニコラ・ヨキッチ、ジャマール・マレー、マイケル・ポーターJr.というコアメンバーを維持する一方で、ナゲッツの選手層は着実に薄くなっている。 ベンチの底上げとして大きな期待を受けているのが、ベテランのラッセル・ウェストブルックだ。彼には攻守に渡るエナジーあふれるプレーに加え、豊富な経験を活かした若手のメンターとしての貢献も求められる。今シーズンは特に、ともにNBA3年目となるクリスチャン・ブラウン、ペイトン・ワトソンの成長をうながす役割も期待されている。 地元紙『Denver Post』によると、ブラウン、ワトソンはともにウェストブルックとの共闘を楽しみにしているという。今シーズンがNBA17年目、35歳のウェストブルックは2人にとって一回り以上年上の大先輩であり、子供の時から見ていた憧れの存在だった。 23歳のブラウンは「子供の頃、彼のプレーが好きだった。そして今も彼のプレーが好きだ。彼のエナジーと粘り強さはどのチームにも必要だと思う。彼は試合を愛していて、正しい形で激しさを出している。彼のプレーはアグレッシブでタフだ」と語った後、「彼は僕たちにポシティブな効果をもたらしてくれる。彼はハングリー精神そのものであり、試合に対する熱さをチームに運んできてくれる」と賞賛を続けた。 22歳のワトソンは、出身地と大学が同じという縁で、これまでもウェストブルックから何度かアドバイスをもらっていたと明かした。「彼のプレーに対する情熱に僕は大きな影響を受けてきた。僕が覚えている限り、彼は本当にエナジーと情熱を持ってプレーを続けている」 昨シーズン、ブラウンは平均20.2分出場で7.3得点、3.7リバウンド。ワトソンは平均18.6分出場で6.7得点、3.2リバウンドだった。ナゲッツの王座奪還には2人のステップアップが不可欠だ。特にウェストブルックと共に、インテンシティの高いディフェンスでどれだけ貢献度を高められるがカギとなるだろう。
バスケット・カウント編集部