四国ILジュニアが準決勝進出 〝天才少女〟平村碧唯が3試合連続打点 NPB12球団ジュニアトーナメント
「NPB12球団ジュニアトーナメント KONAMI CUP 2024 ~第20回記念大会~」決勝トーナメントが28日、神宮球場で行われた。招待チームとして初参加している四国アイランドリーグplusJr.がワイルドカード決定戦でヤクルトJr.に3-1で快勝して準決勝進出を決めた。 オイシックスJr.、くふうハヤテJr.を連破した勢いそのままに、NPB球団Jr.相手にも全く動じなかった。先発の立石駿投手(小6)が六回途中まで1失点の好投。今月1日の阪神Jr.との練習試合では4回8失点と打ち込まれた中、「ボコボコにされたので、その悔しさを晴らしたかった。今日は緩い球を混ぜながら、うまく投げられた」と胸を張った。 打線も敵失で2点を先制した直後の二回1死三塁で、平村碧唯(あおい)内野手(小6)が投前に絶妙なスクイズを決めて、貴重な追加点を奪った。3試合連続で打点を挙げた少女は「最近はよくバッティングセンターでバント練習をしていました。三塁側にするとヘッドが下がる癖があるので、一塁側にした」と会心の笑顔を浮かべた。 駒居鉄平監督も「決めるべく子が決めてくれた」と目尻を下げた。同日午後1時開始予定の準決勝では指揮官が現役時代に8年間在籍した日本ハムのJr.と対戦。「古巣ですから、因縁を感じますね。でも、これを待ち望んでいたので楽しみです」と、1日2勝で決勝進出を目指す。(東山貴実)