永瀬廉、『よめぼく』出演で感謝「キラキラしたいい時間を…」 久々の高校生役は「まだいける」の声を信じて
■文化祭シーンを満喫「テンションが上がりまくっていました(笑)」 ――撮影で印象に残っているシーンを教えて下さい。 病室から別々で見る花火のシーンは切なくて印象に残っています。あとはやっぱり文化祭! 見ているだけでワクワクするような画の切り取り方、撮り方でした。秋人と綾香が春奈のために行動して、結果、春奈がすごくうれしそうな表情をしてくれるのが僕もうれしくて。秋人と綾香の行動力がすごく好きなシーンだし、2人の優しさを文化祭の一連の撮影からは感じました。 ――綾香が主演する劇(白雪姫)も力作でした。 あれはリアルタイムで僕らも見ていたんですよ。実際はもっと長い尺で演じられていて、楽しかったです。秋人としては春奈の体のことはもちろん心配だけど、“今”を楽しんでほしいという気持ちの方が強かったと思います。あの文化祭は秋人と春奈にとってかけがえのない1日になったと思います。撮影としては僕も出口さんもめちゃめちゃ楽しんでいて、普通にテンションが上がりまくっていました(笑)。文化祭の美術やセットが本当にすごくて、2人でずっと「すごい! 楽しい!」って言ってましたね。高校生から見たら憧れるような文化祭だし、大人から見たら微笑ましいものがあると思います。キラキラしたいい時間を過ごせたことに感謝です。 ――シーンとしては文化祭から2人で海に繰り出しますね。 あそこは本当に綺麗な画が撮れました! 限られた数10分間のゴールデンタイムを狙ったので、カメラマンさんも監督も僕らも必死で。少しでも時間を無駄にしないように全員でがんばりました。あの春奈をおんぶした後ろ姿は、自分で言うのも何ですが、すごくよかったなと思います。「俺、もってるな」と思いました(笑)。ただ当然春奈をおんぶした状態のまま、いろいろな角度から撮影したのですが、すごく引いた画の時に出口さんが謎に笑っていまして。僕が面白いことをしたのかな? 正直あまり記憶にはないのですが、ずっと彼女はツボに入ってましたね。たまにおんぶされた状態のまま、「笑わせないで~!」って僕の脇腹を軽く蹴ってきたりしたという裏話もあります(笑)。 ――連日通った病室のシーンはいかがでしたか? よく覚えているのは春奈と綾香が仲直りしてからのシーンです。「学校みたいだね」というやり取りは、春奈にとっては久しぶりの風景でうれしかったんだろうなと思う反面、切なさもありました。でも秋人と綾香を引き合わせたのも春奈だし、3人の楽しい時間を意図せず作り出したのも、やっぱり春奈の力なんですよね。