台風7号「アンピル」発生 16日(金)頃に東日本に接近 お盆のUターンを直撃か
13日(火)午前3時、日本の南で、台風7号「アンピル」が発生しました。16日(金)頃に東日本に接近する可能性があり、今後の動向に注意が必要です。
台風7号「アンピル」
13日(火)午前3時、日本の南で台風7号「アンピル」が発生しました。中心気圧は998hPa、中心付近の最大風速は18m/s、最大瞬間風速は25m/sとなっています。 台風7号は今後、発達しながら南の海上を北よりに進む見込みです。16日(金)頃には暴風域を伴って伊豆諸島近海に進み、東日本に接近する恐れがあります。今後の台風の動向に注意が必要です。
台風や大雨の備え 生活への影響
①交通機関の乱れ 雨や風が強まることにより、航空機や船舶の欠航、新幹線など列車の運休、高速道路など道路の通行止めの可能性があります。欠航は、大荒れのピーク時だけでなく、ピークの前後、数日間に及ぶこともあり、また、大雨になる前でも、事前の気象情報などにより、計画運休を行う場合もあります。お出かけの際は、予定の変更も視野に入れて、計画を見直してください。 ②物流のストップ 道路の通行止めなどにより、物流がストップすると、宅配便の受け入れが停止されることもあります。また、コンビニやスーパー、デパートなどが臨時休業し、食糧などが供給されなくなる場合もあります。事前に食料や飲み物などを、準備しておくと安心です。 ③停電や通信障害 大気の状態が不安定になると、雷雲が発達しますが、落雷により、電気を送るための設備が損傷すると、停電が発生します。また、落雷が原因で、通信障害が発生することもあります。乾電池を準備しておく、携帯電話のバッテリーを充電しておくなど、事前の対策を心がけてください。
台風の名前
「アンピル」は、カンボジアが用意した名前で「タマリンド」に由来しています。台風の名前は、「台風委員会」(日本含む14カ国等が加盟)で各加盟国などの提案した名前が、あらかじめ140用意されていて、発生順につけられます。準備された140を繰り返して使用(140番目の次は1番目に戻る)されますが、大きな災害をもたらした台風などがあると、加盟国からの要請によって、その名前を以後の台風では使用しないように別の名前に変更することがあります。
日本気象協会 本社 日直主任