AI活用「被爆証言応答装置」 制作協力の被爆者5人決まる 被爆80年の来年7月完成めざす
広島ニュースTSS
来年の被爆80年に向け広島市が進めるAIを活用した被爆者と会話できる装置の制作に協力する被爆者5人が明らかになりました。 広島市は被爆体験を次の世代に語り継ぐために、AIを活用して被爆者と疑似的な会話ができる「被爆証言応答装置」の製作を進めています。 この装置は、画面に映し出された被爆者に質問をすると、AIが内容を分析して肉声で回答を行います。 31日広島市は装置の製作に協力する、被爆体験証言者5人を発表しました。 協力するのは15歳の時、爆心地から1.9キロの場所で被爆した切明千枝子さん(94)のほか、笠岡貞江(92)、内藤愼吾さん(85)、八幡照子さん(87)、山本定男さん(93)です。 来月5日に山本さんが講話する様子を撮影するとともに、公募で選ばれた小中高生13人に被爆者への質問作成に協力してもらいます。 市は、被爆80年となる来年7月の完成を目指しています。
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