【日本ハム】幻のホームラン以来? 新庄監督と田中幸雄さんの“伝説の抱擁”
<日本ハム-ロッテ>◇2日◇エスコンフィールド 日本ハム新庄剛志監督(52)と球団OB・田中幸雄さん(56)の“伝説の抱擁”が時を経て帰ってきた。同カードは「50周年シリーズ」と題し、試合前のセレモニーには、ミスターファイターズと呼ばれた田中さんら球団レジェンドが来場。マウンド付近で迎えた新庄監督は両腕を大きく広げ、田中さんと抱き合った。 今から20年前、2004年9月20日の日本ハム-ダイエー戦(札幌ドーム)。日本ハムは3点差を追いついた9回、なおも2死満塁で、打席は新庄現監督。初球、143キロの直球をとらえた打球は、左中間スタンドに消えた。劇的なサヨナラ満塁本塁打…となるはずだった。 だが一、二塁間で一塁走者の田中さんと抱き合い、歓喜のあまり1回転。これが前方の走者を追い越したと判断され、アウトを宣告されてしまった。それでもシングルヒットとしてサヨナラ勝利は成立。幻のホームランとして歴史に刻まれた。 当時の舞台・札幌ドームから、エスコンフィールドに場所は移ったが、2人はあのとき以来!? の熱い抱擁を交わした。