【中日】1週間で3人登録抹消の先発陣 今週末に投げるのは仲地、大野、メヒア、それとも根尾？
4月16～18日のヤクルト戦以来、9カード続けて勝ち越しのない中日。先週末のDeNA3連戦も最終戦に一矢報いるのがやっとだった。現状は17勝21敗4分けで5位タイ、首位とのゲーム差は5。交流戦までのラスト5試合は一つでも多く白星を手にしたい。 【動画】中日の”4番”が渾身の一発！中田翔が開幕戦で放った豪快弾を見る 実は、5月14日～19日の6試合で投げた先発のうち、3人が20日までに登録を抹消されている。3人の内訳は梅津晃大（16日先発）、松葉貴大（18日）、柳裕也（19日）。抹消の理由はそれぞれ異なるだろうが、少なくとも今週の中日はローテ再編を余儀なくされる。今回は彼らの代わりに先発が予想される投手を挙げてみよう。 ■26日は2年目・仲地の先発が有力 対象になりそうなのは25日、26日のヤクルト戦。週末の本拠地・バンテリンドームナゴヤでのゲームになる。ちなみにローテ通りに行くと、21～22日の巨人戦は髙橋宏斗と小笠原慎之介、24日のヤクルト戦は涌井秀章が先発予定だ。 ここからは具体的な名前を挙げていく。 筆頭候補は2年目右腕・仲地礼亜。今季はここまで1軍登板がないものの、ファームでは8試合に登板し3勝2敗、防御率3.23とまずまずの成績。直近で投げた19日の阪神戦では8回まで相手打線を零封。9回に2失点を喫し完投は逃したものの、12奪三振の力投を見せた。井上一樹2軍監督からも「1軍におすすめできる内容」と太鼓判を押されており、順当にいくと26日の先発が有力とみる。 ■25日は大野orメヒアか 25日の先発候補に挙げたいのは、大野雄大とウンベルト・メヒアの2人。 大野は開幕直後に1勝を挙げているものの、4月20日の阪神戦で2回6失点KOを喰らって以降一軍のマウンドから遠ざかっている。ただ、ファームでは2試合連続で好投しており（※5月11日：5回無失点、18日：7回途中2失点。いずれも阪神戦）、手術明けの左肘の状態次第では復帰の可能性はあるのではないか。 一方のメヒアはここまで2勝を挙げているものの、投球内容に安定感を欠き、5月4日に登録抹消。以降はファームで再調整の日々を送っている。直近では17日の阪神戦で先発し、6回無失点。4イニング連続で三者凡退に仕留めるなど、スタンバイOKをアピールしている。 ■根尾昂が投げる可能性も 1軍に登録中の投手で、もしや……？ と感じさせるのは根尾昂だ。 16日の阪神戦で6回からマウンドに上がると、9回まで4イニングのロングリリーフ。原口文仁に3ランを浴びるなど決して完璧な内容ではなかったが、立浪和義監督からは「最後まで投げてくれたことは非常に助かった」と一定の評価を得ている。 その後、17～19日のDeNA戦はいずれもベンチ外に。休養と登録上の兼ね合いが主たる目的だろうが、先発への調整を始めた可能性も考えられる。週末は上記3名の予備として構えつつ、交流戦の西武戦またはオリックス戦での先発に回るかもしれない。 中日の野球は投手力を前面に出した「守り勝つ野球」が根幹を成す。そのためには先発陣の奮闘は不可欠。週末に出てきそうなフレッシュなピッチャーたちの躍動に期待しよう。 [文：尾張はじめ]
