オイスターソースを使った「混沌（カオス）ソーメン」（300円）

　調味料ブランド「Cook Do」のオイスターソースを使ったそうめん専門店が6月19日、渋谷・井の頭通りのイベントスペース「n_space」（渋谷区宇田川町）に期間限定オープンする。運営は味の素（中央区）。（シブヤ経済新聞） 【写真】藤原竜也さんがそうめんを食べているようなビジュアルに仕上げる外観 　レシピ動画メディア「DELISH KITCHEN」の「トレンドそうめん」調査によると、昨夏のそうめんアレンジの需要は前年同期比較で13倍と伸長しているほか、「余り」「アレンジ」などのサブワード検索ランキングで「そうめん」が見られているという。スーパーマーケットなどの店頭では5月ごろから売り場が立ち上がり、6月ごろにはアレンジレシピの検索などが増えているという。「そうめんを『Cook Do』オイスターソースで食べるお店」と銘打ち展開する同店では、間もなく迎える夏に向け、そうめんの「食べ方がマンネリ化していると感じている人が多い」点に着目。フードロス問題の解決を図ると同時に、新たな食べ方の提案を図る。 　調味料であることから家庭を持っている層が中心顧客ではあるが、今後家庭を持つ世代である若年層へのアプローチを図るとともに、情報発信源として渋谷エリアで展開する。席数は5席。店舗では、商品のコマーシャルに出演している俳優・藤原竜也さんをビジュアルに採用。ファサードは藤原さんがそうめんを食べているようなデザインに仕上げたほか、食べ終えると藤原さんの写真が現れる器でそうめんを提供する。店内では、出店経緯を紹介するポスターや、そうめんと同社のオイスターソースを組み合わせた市松模様の壁紙をあしらうなどしている。 　一般的なめんつゆではなく、オイスターソースを使った「混沌（カオス）ソーメン」（300円）は、Cook Doで1995（平成7）年から販売するオイスターソース、ごま油、レモン汁を合わせたたれとそうめんを混ぜ、蒸し鶏・トマト・ベビーリーフをトッピングする。カウンターにはナッツや追加のオイスターソースなどを用意し、味を変えながら食べられるようにする。自宅でも再現できるよう意識したといい、自社の料理情報サイト「味の素パーク」では同メニューをはじめとしたそうめんのアレンジレシピを紹介している。 　営業時間は11時～19時（初日は16時～）。今月23日まで。