西田敏行さん 「人生の楽園」最後のナレーション回放送 元気な声で「応援してま~す!」
10月に死去した俳優の西田敏行さん(享年76)がナレーションを務めたテレビ朝日系「人生の楽園」(土曜後6・00)が9日、放送され、西田さんが務めた最後のナレーション回が紹介された。 【写真あり】米倉涼子 西田敏行さんに感謝…天に向かって手を振る 西田さんは女優の菊池桃子とともに、同番組の「楽園の案内人」を務めた。03年からはナレーションを担当し、たびたびロケ地にも足を運んだ。 この日の放送では、父が岐阜県の白川郷から愛知・新城市へ移築した合掌造りの古民家を改修し、夫とともにカフェを営む女性の物語を紹介。「西田敏行さんのナレーションは10月3日に収録したものです」と説明テロップが入った。 カフェに様変わりし、昔ながらのおもちゃなどが置かれた店内の様子を、西田さんは「すばらしいです…。昔ながらのおもちゃ。ああ、懐かしいですね」と情感たっぷりに説明。「風雪に耐えてきた合掌造りの古民家が、時を超え、息を吹き返した物語。鳥の声、虫の声、みんなの笑い声、合掌造りで大合唱~」と、しゃれを込めたナレーションも織り交ぜられた。菊池との軽妙な掛け合いもあった。 エンディングでは「200年以上前、雪深い白川郷で産声を上げた合掌造りの家。150年を迎えたころ、鳳来寺山のふもとに移築され、第2の人生を歩み始めました。そして今、再びカフェとして命を吹き込まれ、第3の人生を歩んでいます」と、古民家が歩んできた歴史を説明。「手と手を合わせたように見える合掌造り。そのたたずまいは、お互いを支え合うご夫婦の姿と重なります。令子さん、裕光さん、これからも手を取り合って、合掌造りのカフェを守っていって下さい!応援してま~す!」と、元気な声で夫婦にエールを送っていた。 また「鳳来寺山からの眺め、すばらしかったですね!」と菊池に呼びかけ、最後のナレーションは「裕光さんが作る竹のマグカップは、再チャレンジします」と、放送中に夫がダメ出しされた竹製食器作りに再挑戦するとのメッセージだった。 10月20日の放送では、西田さんへの感謝を込めた「人生の楽園 追悼アンコール 西田敏行20周年スペシャル」を放送。冒頭では菊池のナレーションとともに「20年以上にわたって『人生の楽園』の案内人として番組を支えてくださった西田敏行さんが10月17日にお亡くなりになりました。謹んでお悔やみ申し上げます」と追悼テロップが流れた。