弥生土器に描かれた人物に注目集まる あまりにも脱力系の顔に「笑うしかなかった」
弥生土器に描かれた「脱力系の人物」がX上で話題になっています。 投稿したのは、フリーペーパー『縄文ZINE』の公式Xアカウントである「縄文ZINE(@jomonzine)」さんです。 【写真2枚】あまりにも脱力系な「弥生土器に描かれた人物」を見る 当ポストは2024年4月9日時点で2万2000件を超えるいいねを集めるなど反響が寄せられています。 弥生土器が話題となったことに関連し、記事後半では弥生時代のお金や生活についても紹介します。 ※投稿された写真は【写真2枚】をご参照ください。 ※今回紹介するポストは、投稿者様の許可を頂いております。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
弥生の絵画土器に描かれた「人物」
「天理参考館にあった弥生の絵画土器の人物があまりにも脱力系で肩こりが治りそう」そんなコメントとともに投稿されたのは、1枚の写真でした。 そこに収められているのは、弥生時代の土器。紹介文には「絵画土器(人物)」と記載があり、土器には人間の顔と身体と思しきものが描かれています。 点と線で構成されたような「人物の絵」は、非常に素朴な印象。眺めていると、こちらまで力が抜けてしまいそうになりますね。
発見したときは「全身の力も抜けて、ただ笑うしかなかった」
脱力系の土器を発見した時の話を聞いてみると、「弥生の絵画土器は大体脱力系なのですが、これはその中でもかなりのものだった」とのこと。 そのため「見た瞬間、顔も綻んで全身の力も抜けて、ただ笑うしかなかったです」と、笑みがこぼれた旨を教えてくれました。縄文ZINEさんと同様に、弥生時代の絵画土器を目にして力が抜けてしまった人は多いようです。 ポストには「なんともいえない表情がかわいい」「もっと力を抜きなよ、みたいな」「首の凝りが楽になった気がする」といった感想が続出しました。
絵には脱力感がある反面、土器の造形力や付けられる紋様はとても精緻
縄文ZINEさんに「人々が土器に絵を描いていた理由」を質問してみると…。 「なぜという理由は分かりません。ただ、弥生絵画は銅鐸のような儀式に使われるものにも描かれるものなので、これはいたずら書きとかそう言ったものではないのだろうな、と思っています」とのこと。 続けて「弥生人はこのようにあまり絵が上手くはないのですが、その割に土器の造形力や土器に付けられる紋様はとても精緻。不思議な話ですね」と、弥生土器の不思議な側面を教えてくれました。