メジャー2位・山下美夢有の“スーパーショット前”の行動に注目! なぜティーアップし直したの?
見え方が気持ち悪い場所を避けてティーアップする
「山下選手ほどのプレーヤーなら、どこにティーアップしても狙った所に打てるのでは?」と思うかもしれませんが、ティーイングエリアからの景色やライの状況は、トッププロでもショットに大きな影響を与えるのです。 「景色を気にせず、いつもティーイングエリアの真ん中にティーアップしている」という人は、左端と右端に立ってみてください。たった数歩違うだけで、コースの景色が全く変わることに気付くはずです。見え方が気持ち悪い場所を避けてティーアップすると、ミスの確率を減らすことができます。 また、いつでもティーマークを結んだラインのギリギリにティーアップするのもミスの元。足場がしっくりこない時は、今回の山下選手のように1歩下がってティーアップするとスムーズにスイングしやすくなるはずです。
山下 美夢有(やました・みゆう)
2001年生まれ、大阪府出身。22年は公式戦2勝を含む5勝を挙げて年間女王を獲得。23年も最終戦で大会連覇を達成するなどの活躍で2年連続の年間女王に輝いた。24年は「KPMG全米女子プロゴルフ選手権」で自身のメジャー最高位となる2位タイでフィニッシュした。ツアー通算11勝(公式戦3勝)。加賀電子所属。
石井 忍(いしい・しのぶ)
1974年生まれ、千葉県出身。日本大学ゴルフ部を経て1998年プロ転向。その後、コーチとして手腕を発揮し、多くの男女ツアープロを指導。「エースゴルフクラブ」を主宰し、アマチュアにもレッスンを行う。
小澤裕介