なぜ?今シーズン一番の暑さ 静岡市で35.5℃初の猛暑日 地形特有の要因も 厳しい暑さはいつまで?=静岡【気象予報士解説】
静岡放送
<井手春希キャスター> スタジオには気象予報士の田中さんです。田中さん、24日に県内各地で春になりましたが、なぜこんなに今年一番の暑さになったんでしょうか。 <田中健太郎気象予報士> はい。暑さの原因は前線の位置がポイントです。22日・土曜日までは前線が静岡県の南にありました。この前線のさらに南側はとても蒸し暑い空気のエリアです。この前線が23日・日曜日に静岡県よりも北側まで上がってきたので、県内は真夏の空気に包まれました。 この空気が残った中、今日午前中晴れたので、今年一番の暑さとなったんです。 <井手春希キャスター> 中でも静岡市で気温が上がりましたけれども、理由はなんですか。 <田中健太郎気象予報士> これは風向きが原因です。静岡市中心部には南西方向から風がやってきていました。すると高草山を越えてきます。この山を越えてきた空気はフェーン現象といって熱風として静岡市にやってくるので、静岡で35度を超える猛暑日となったんです。同じような暑さは、26日にかけて続いてしまいます。木曜日からは雨が降る影響で少し暑さがやわらぐのですが、晴れ間がある26日にかけては、真夏のような暑さに注意が必要です。
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