きたろう 同年代の桂ざこばさんの訃報に大ショック「“明日は我が身”が切実なんだよ」
俳優のきたろう(76)が12日、文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」(月~金曜後1・00)に生出演し、この日死去した落語家・桂ざこば=本名・関口弘=さんを追悼した。 所属の米朝事務所によると、ざこばさんは12日午前3時14分、喘息のため自宅で亡くなった。76歳。大阪府出身。 出演直前に舞い込んだ訃報に、きたろうは沈んでいたようで、壇蜜から「何をがっかりしているの?」と問われると「今のニュース、ざこばさんが亡くなったと聞いて。いやいやいや、ショックだな…」とつぶやいた。 人柄について問われると、「豪放磊落だよな」とポツリ。「お酒は飲むし、歯は磨かないし」といじり気味に説明すると、大竹まことは「そんなことはないと思うけど…。暴れ放題、いい男」と続いた。 きたろうはざこばさんの1歳下。「俺たちくらいの年齢になるとね、若い人が死亡のことを聞くより、ものすごいショックなんだよ。もうすぐだから、“明日は我が身”が切実なんだよ。自分のことを考えちゃう」と本音を漏らした。 きたろうは「残された者だけが悲しいので、本人はやり切ったいう感じかもしれないですね」と、もう知ることはできないざこばさんの思いを推察。大竹も「ご冥福をお祈りします」と哀悼の意を示した。 ざこばさんは1963年、桂米朝に弟子入りして桂朝丸を名乗り、88年に二代目桂ざこばを襲名した。米朝事務所によると、お別れ会などは執り行う予定。ただ「自宅住所、葬儀会場、喪主等は非公表とさせていただく」とした上で、メディアの通夜・葬儀への取材についても自重を呼びかけている。