山梨学院監督、試合後に涙「夢のよう。年を取ったのかな」 センバツ
第95回記念選抜高校野球大会は第11日の31日、兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で準決勝があり、山梨学院が6―1で広陵(広島)を破り、山梨県勢として春夏通じて初の甲子園の決勝に進んだ。山梨学院の吉田洸二監督の試合後の主な談話は次の通り。 【息詰まる投手戦…広陵vs山梨学院を写真で】 ◇今日が決勝のつもりで戦った 夢のよう。本当に実現するとは思わなかったが、思い描いた通りの展開。(決勝打の)高橋は大会序盤は本塁打狙いの姿勢が出ていたが、今日は期待通りの打撃だった。「力を出し切る」がテーマなので、この勢いを大事にしながら最後まで初志貫徹でいきたい。 (試合後に涙を流したのは)年を取ったのかな。(長崎・清峰の監督として)全国優勝した時も涙は流れなかったんですが、めちゃくちゃうれしいです。 今日が決勝のつもりで戦った。相手は優勝を狙うチームなので。中盤まで食らいつけば相手が硬くなり、力が出せなくなるような展開に持ち込めたらとみんなで話していた。 (先発の)林を完投させるつもりはなかった。悪くなったら早めに代えようと。相手が強いので、思い切ったことをしないと勝てないと思い、別の投手を早めに投入することも考えていた。 これまで監督が勝ちたいと思いすぎて、選手の足を引っ張っていた。何回も山梨県民のみなさんの期待を裏切り続けてしまった。(山梨県勢初の決勝進出で)これで少しは恩返しできればと思う。