安積高生の提言を市政に 福島県郡山市 職員を毎月派遣 若い世代の視点で地域課題の解決策探る 来年2月まで
福島県郡山市の安積高の生徒が提言した地域課題の解決策を市政に反映させる事業が23日、同校で始まった。市が担当課の職員を来年2月まで毎月派遣し、情報提供や相談に応じる。 文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)指定校で、地域に根差した探究活動を目指す同校が市に協力を依頼した。施策に生かせるよう若者の声を集めたい市が賛同した。 1年生280人が授業「SS探究Ⅰ」の地域共創研究として取り組む。4人程度の班が、市が提示した九つの地域課題から一つを選び、若い世代の視点で解決策を探る。 探究テーマはまちづくり、こども・子育て、公共施設、生涯学習、福島空港・鉄道利用、公園、シティプロモーション、観光、健康推進。初回は市職員が仕事内容を紹介し、「子育て政策の効果的な周知方法」「公共交通の利用促進に向けた施策」といった課題を提起した。 来年2月に報告会を開く予定。 (郡山版)