「本当にやめてもらいたい」店主が怒り 洋菓子店に“ウソのクレーム”で返金求め…現金詐取の疑い 52歳男を逮捕
MBSニュース
店にウソのクレームを入れ、現金をだまし取ったとして男が逮捕されました。 (被害にあった洋菓子店 店主)「本当にやめてもらいたいなと思うんです。人をだますような人に時間も取られるし気持ちもそがれる」 大阪府羽曳野市にある洋菓子店の店主は、今年9月、ある詐欺被害にあったといいます。きっかけは店にかかってきた1本の電話でした。 「そちらで買った焼き菓子に異物が混入していたのですが、返金してもらえないでしょうか?」 怒鳴ることもなく、丁寧な口調で返金を求めた男。電話を受けた店員は、指定された松原市の路上で男と合流し、返金する代わりに商品の返却を求めましたが… (記者リポート)「男はこの場所で、ラップに包まれた小さな粒を見せたということですが、商品の残りやレシートの返却などには応じなかったということです」 店員は返却に応じない男を不審に思ったものの、申し訳ないという思いから男に言われるまま、現金5700円を手渡したといいます。しかし… (被害にあった洋菓子店 店主)「帰ってきてからレシートの記録を見たら、(該当する)買い上げはなかった。(Q来店していないということ?)していないと思いますね」 警察はこの洋菓子店に、ウソのクレームを入れて店員を呼び出し、現金をだましとった詐欺の疑いで、松原市に住む小林広樹容疑者(52)を逮捕しました。警察は小林容疑者の認否を明らかにしていません。 捜査関係者によりますと、小林容疑者は今年、大阪市内の菓子店や奈良県橿原市の海産物店で同様の手口を使い、計約1万6000円をだまし取ったとして、逮捕・起訴されています。
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