津山に来た〝伊能忠敬〟 その歴史を学ぶ 「通学路を歩くのが誇りに」/岡山・津山市
林田小学校=岡山県津山市=で14日、郷土史家の橋本惣司さんを講師に迎えた社会科の授業があり、6年生33人が伊能忠敬(1745~1818年)が江戸時代に津山を訪れて測量を行った歴史を興味深く学んだ。 【写真】授業を行う橋本さん
橋本さんは、211年前の12月1日に伊能忠敬測量隊が国境の黒尾峠を越えて測量しながら津山入りしたことを説明。絵図にある「林田村」の文字や、現在の出雲街道などの写真を示すと、児童は通学路などにしている道を測量隊が通ったことを知り、驚いていた。
測量で目印にする梵天(ぼんてん)と呼ばれる道具を使ったり、歩幅で距離を測ったりしていたことも説明した。
正確な日本地図を作ったことで知られる伊能忠敬を身近に感じた様子の児童たち。山下八秋君は「学校の近くに伊能忠敬が来ていたことにびっくりした。通学路を歩くことが誇りに思えそう」と話していた。
津山朝日新聞社