五味隆典「千裕は俺にアゴを折られてもパッキャオとやるの?」もし自分が代打で出場するなら…
23日開催の『KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”』(国立代々木競技場第二体育館)で、鈴木千裕(25)と対戦する五味隆典(45)が19日、自身のジム「ラスカル東林間」で公開練習を行った。 先月16日に行われた会見では「この試合に向けて、休日返上で若い頃でもやったことがないくらい走り込んできた」とこの試合に向けて体を作り込んでいることを明かしていた五味。 減量について聞かれると「内緒」と冗談めかしながら、「俺はアメリカでの試合でもオーバーしたことがない。3週間前からずっと(契約体重73キロの)1キロオーバー。ちょっと動けばリミットを下回っちゃう。70キロでも、フェザーの66キロでも落とせるけど、それをやると力がでないから」と順調ぶりをアピール。「よく記者の人は『引退』って口にするけど、計量をクリアできなくなったときが引退じゃないですか」とプロとしてのプライドをのぞかせた。 この試合の1ヶ月後の『超RIZIN.3』(7月28日)で、鈴木とマニー・パッキャオの試合が発表された。自身の試合がパッキャオ戦へのステップのようにも捉えられる現状に対して、五味は「ほかのプロモーションを俺に押し付けるのはやめてください。試合前の2週間くらいは自分のことに集中したい」と不快感をあらわに。鈴木に対しては「ファイターなら、チャンピオンなら(パッキャオ戦のオファーに)『やります』と言っちゃう。チャンスがあればだれも逃げたくない」と理解も示した。 それでも、鈴木について「キックやMMAの選手としては思い切りがいいし、打ち方もキレイだけど、ボクサーのパンチじゃない」とバッサリ。「自分が最初に始めたのは15歳の時のボクシング。そんな俺との試合でアゴを折られても、パッキャオとやるのか?」と簡単にパッキャオ戦に進ませないと予告した。 もし鈴木がパッキャオ戦をできなくなった場合、代打として自身の出場の意欲を聞かれた五味は「俺はパッキャオ選手をすごく尊敬しているし、語弊があるかもしれないけどアジア人の劣等感をなくしたくらいのヒーローだと思っている。あのファイティングスピリッツが好きで、ラスベガスに試合を2回も見に行ったことがある」と思いを打ち明ける。 そのうえで「リングで対峙するなら1分だけでお願いしたい。現役復帰していきなり王座挑戦っていう話があるレジェンドですから。プロボクシングの経験のない人間が1分も持つかな」と最大限のリスペクトを示した。 果たして、この試合はどんな結末を迎えるのか。そして、『超RIZIN.3』でのパッキャオの対戦相手は変更になってしまうのか。 ●『KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”』 6月23日/国立代々木競技場第二体育館 (U-NEXTで見放題独占ライブ配信) 【対戦カード】すべて3分3R・延長1R ・第15試合 KNOCK OUT特別ルール(※パンチのみ)-73.0kg契約 鈴木千裕 vs. 五味隆典 ・第14試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーフェザー級王座決定戦 龍聖 vs. 久井大夢 ・第13試合 KNOCK OUT OFG-RED -58.5kg契約 小笠原瑛作 vs. デーングリアングライ・シンマーウィン ・第12試合 KNOCK OUT-RED -61.0kg契約 重森陽太 vs. レンタ・ウォーワンチャイ ・第11試合 KNOCK OUT-UNLIMITED -58.5kg契約 栗秋祥梧 vs. 中村優作 ・第10試合 KNOCK OUT-RED スーパーバンタム級 壱・センチャイジム vs. チョークディー・PKセンチャイジム ・第9試合 KNOCK OUT-BLACK -56.0kg契約 古木誠也 vs. 福田拓海 ・第8試合 KNOCK OUT-BLACK スーパーライト級 バズーカ拓樹 vs. 中島玲 ・第7試合 KNOCK OUT-BLACK女子 -53.0kg契約 ルシア・アプデルガリム vs. NA☆NA ・第6試合 KNOCK OUT-BLACK女子 -48.0kg契約 ぱんちゃん璃奈 vs. アイリン・ゴンザレス ・第5試合 KNOCK OUT-BLACK ウェルター級 漁鬼 vs. エミール・アラゾフ ・第4試合 KNOCK OUT-BLACK ウェルター級 渡部太基 vs. 小川悠太 ・第3試合 KNOCK OUT-BLACK -63kg級 大谷翔司 vs. セーンダオレック・Y’ZDジム ・第2試合 KNOCK OUT-RED ウェルター級 MASATO BRAVELY vs. 杉原新也 ・第1試合 KNOCK OUT-BLACK -61.5kg契約 般若HASHIMOTO vs. 小森玲哉