南極の氷触ったよ 自衛隊富山地本、氷見・宮田小に贈る
自衛隊富山地方協力本部は20日、氷見市宮田小学校に南極の氷を贈った。全校児童134人が氷の感触を確かめるなどして、南極の自然に理解を深めた。 氷は海上自衛隊の砕氷艦「しらせ」が運んできたもので約3キロ。贈呈式があり、同本部募集課広報係の牧野耕太郎さんが代表児童に氷を渡した。牧野さんは、数万年前から雪が積み重なって固められる過程で空気が入ることがあり、当時の環境を研究する上で役に立つことなどを説明した。 子どもたちは氷の破片を触ったり、氷が溶けて空気が出る音を聞いたりして楽しんだ。的場菜那さん(6年)は「南極の氷を初めて見ることができて、とても貴重な体験になった」と話した。