乗務員不足が大きな課題に 路線バスの減便・路線廃止案に利用者は…
テレビ高知
公共交通のあり方について考える会議が高知市で開かれ、とさでん交通の路線バスの減便・路線廃止案が示されました。利用者からは存続を求める声があがり、承認は持ち越しとなりました。 高知市の公共交通のあり方を考えようというこの会議には事業者や利用者らが出席していて、21日は主にとさでん交通が初めて示した2024年10月からの減便と、路線の廃止案について意見が交わされました。 こうした背景にはおよそ9年で50人ほど減少し、さらに10年後には7人になると推計されている乗務員不足という課題があります。 (とさでん交通 伊藤栄 自動車戦略部長) 「どうしても退職者の補充がなかなか追いつかない。今年の4月からの業務の労働時間の上限化、こういうところに対応するために非常に乗務員の不足が深刻な状況」 一方で、対象のエリアに住む利用者からは「病院や市内への買い物の足が奪われる人が多い。路線バスは必要不可決な手段」など、運行の存続を求める声が上がったため、ダイヤ改正案の承認は、持ち越しになりました。
テレビ高知
【関連記事】
- “特捜戦隊デカレンジャー”デカブレイク役を襲った病、そしてデカピンクとの結婚と移住…放送から20年、6人の戦士が新作映画で再び集結
- 『娘の遺体は見ない方がいい』と言われた母は「会います」と答えた…被害者遺族の“生き方”と“願い”
- 船は全速力で衝突し、4分で沈んだ…修学旅行中の小中学生100人が犠牲 “紫雲丸事故”から69年「生き長らえて申し訳ない」生存者が語る“命の重み”
- “天国へのパスポート”になってしまった遺影 「迎えに行った娘の亡骸は冷たく…」修学旅行生ら28人が犠牲になった「上海列車事故」から36年
- きっかけは予約7000人待ち『釘ピアス』のカリスマ塩職人…元公務員の夫婦が“安定”を捨てて飛び込んだ「深すぎる塩の世界」