小林千晃や金城大和、諏訪部順一ら参戦!『ボルテスV レガシー』吹替キャストが挑んだ吹替音声入り予告編
日本のテレビアニメをフィリピンで実写化した映画『ボルテスV レガシー』(10月18日公開)から9名の吹替キャストが解禁され、吹替音声入りの予告編も公開された。 【写真を見る】『ボルテスV レガシー』の前売券特典 本作は1977年から放送された日本のテレビアニメ「超電磁マシーン ボルテスV」をフィリピンで実写化したSFムービー。生まれ故郷である日本に凱旋するのを記念し、フィリピンの制作陣によって新規シーンも追加され、評価が高かったCGのクオリティをさらにアップさせた“超電磁編集版”として公開される。 このたび解禁されたのは、メインキャラクターであるボルテス・チームの5人とボアザン帝国地球征服軍の4人の合計9人を演じる吹替キャスト。主人公であり、ボルトマシン1号機パイロットのスティーヴ・アームストロングを演じるのは「マッシュル -MASHLE-」マッシュ・バーンデッド役、「地獄楽」画眉丸役、「葬送のフリーレン」シュタルク役を担当する小林千晃。本作を特徴づける多くのセリフはスティーヴのもので、小林は「必殺技のシーンではアニメ版とフィリピン版のイントネーションとのバランス感を大切に演じさせていただきました」と、原作アニメと実写版の双方を大切に演じたと話す。 スティーヴとともに戦うボルテス・チームでは、2号機パイロットのマーク・ゴードンを「獣電戦隊キョウリュウジャー」有働ノブハル/キョウリュウブルー役、「仮面ライダーギーツ」豪徳寺武/仮面ライダーシロー役を担当する金城大和、そして3号機パイロットのビッグ・バート・アームストロングを「文豪ストレイドッグス」宮沢賢治役、「星と翼のパラドクス」カズマ役を担当する花倉桔道、また4号機パイロットのリトル・ジョン・アームストロングを「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」明神弥彦役、「アイドルマスター シンデレラガールズ」結城晴役を担当する小市眞琴、さらに5号機パイロットのジェイミー・ロビンソンを「マクロス F」ランカ・リー役、「ハピネスチャージプリキュア!」キュアラブリー/愛乃めぐみ役を担当する中島愛がそれぞれ演じる。 一方、敵のボアザン帝国地球征服軍司令官であり、ボアザン帝国の皇族でもあるプリンス・ザルドスには「呪術廻戦」両面宿儺役、「僕のヒーローアカデミア」相澤消太役、「テニスの王子様」跡部景吾役を担当する諏訪部順一。本作についての発表があった時に、プリンス・ハイネル(原作アニメでの名前、本作ではザルドス)を演じたいとSNSに投稿したことが今回の配役に繋がっている。放送当時に屈指の人気を誇っただけではなく、その後のアニメや特撮作品での敵の設定に多大な影響を及ぼした重要なキャラクターを、出演俳優に合わせた若々しさがありながら、使命を帯びた芯の強さを感じさせる演技で、新たな魅力を加えて生まれ変わらせた。また、原作アニメでも行われている“ある仕掛け”を本作でも諏訪部が行っている。 ザルドスとともに地球征服を企むボアザン星のキャラクターは、兵器の開発を担当するザンドラを「ラブライブ!」星空凛役、「オッドタクシー」白川役の飯田里穂、戦略担当のドラコを「レジェンド・オブ・トゥモロー」、「山賊のむすめ ローニャ」などで吹替を務める樋山雄作、2人目の兵器開発担当者ズールを、『TAXi ダイヤモンド・ミッション』(18)ミシェル役、「FARGO/ファーゴ:カンザスシティ」ラビ・ミリガン役の越後屋コースケが演じた。 吹替キャストの解禁と同時に公開になった吹替版“超電磁”予告は、諏訪部演じるザルドスの「地球への侵略を開始せよ」というその後の激しい戦いを予感させるセリフからスタート。ボルテスVの合体シーンや戦闘シーンでの必殺技など、主人公スティーヴを演じる小林千晃の叫びが強い印象を残す映像に仕上がっている。 映画の公開を1か月後に控え、2種類のムビチケ前売券が本日13日より発売。ムビチケ前売券(オンライン)は午前0時より販売中で、購入者にはオリジナルの“レッツ・ボルトイン!スマホ壁紙”が特典として付いてくる。13日正午に発売となるエンタメプリント(映画前売券付きブロマイド)は、このためだけに撮り下ろした写真を使用した5種類のブロマイドに映画前売券が付いたアイテム。絵柄はランダムとなり、うち1種はシークレットとなっている。 いまも根強いファンを持つ人気アニメを半世紀の時を超えて実写化した本作。迫力の映像と吹替キャスト陣の熱演を映画館で体感してほしい! ■<コメント> ●小林千晃(スティーヴ・アームストロング役) 「原作のアニメは、映像の演出もですが、大先輩である声優の皆さんの演技も個性的で、まさに登場人物たちが『生きている』と思わせられる表現でした。実写版には原作リスペクトを感じる演出を随所に発見でき、普段から日本のアニメ業界に身を置く身として、遠い海の向こうでも愛していただけていることに誇りを感じました。作品は、家族愛を丁寧に描かれていたため、凄く感情移入しやすかったです。アニメで使用されていた掛け声や必殺技が登場した際にはとてもテンションが上がりましたね(笑)スティーヴは一家の長男としてしっかりしつつも、十代の青年らしい無鉄砲さも意識して臨みました。必殺技のシーンではアニメ版とフィリピン版のイントネーションとのバランス感を大切に演じさせていただきました。これまでボルテスVを応援してくださっている方はもちろん、これを機に初めて触れるという方も楽しめる作品になっているかと思いますので、是非ご覧いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします!レッツ・ボルトイン!」 ●金城大和(マーク・ゴードン役) 「今回出演のお話をいただいてアニメを観たのですが、アニメならではのキャラクターの素晴らしさ、それをしっかり確立させるバックボーンなど、綿密に人間(生命体)を描いているので、すぐにのめり込みました。実写版は、フィリピンの皆様の愛とリスペクトを深く感じます(ひしひしと感じる)。『ボルテスV』のVはファイブと読みますが、『ボルテス ラブ』と読んでも良いんじゃないかと。青の戦士となり地球を守る。経験なのか直感なのか分かりませんが、何故か僕には出来る気がします!フィリピンの皆様の大きすぎる愛を全員で受け止め、さらに日本語吹替チームの愛も足してお届けいたします。レッツ・ボルトイン!」 ●花倉桔道(ビッグ・バート・アームストロング役) 「ビッグ・バートはアームストロング3兄弟の次男という事で、しっかりした面もありながら純粋で真っ直ぐな少年らしさも持っているキャラクターだと思います。マット・ロザノさんが演じたビッグ・バートも魅力的なキャラクターでしたので、自分もボルテスV愛をもって魅力的なキャラクターとなるよう演じさせて頂きました。全国のボルテスVファン、ロボットファンの皆様!きっと大きな期待も持ちながら、どこか不安も抱えていらっしゃることかと思います。僕も観るまでは同じ気持ちでおりました。ですが、ご安心下さい。フィリピンの大きすぎる本物の愛で映像化されたこの作品は、とても素晴らしいものになっています!ぜひ劇場のスクリーンでご覧下さい!」 ●小市眞琴(リトル・ジョン・アームストロング役) 「以前、アニメのイベントでフィリピンに行った際、すごい熱量の応援を直に浴びて、とても感動したのを鮮明に覚えています。その出来事もあって、今回フィリピンでの制作と聞いた時はとても嬉しかったですし、映像を拝見した際に伝わってきた“愛と熱量”は、まさにその時に感じたものと同じでした。その熱量に負けないように頑張らねばと思いました。もともとボルテスVが好きな方はもちろん、初めて見る方も楽しんで頂けるストーリーです。アームストロング家のシーンが個人的にとても楽しかったので、ご覧になった際は注目して頂けたらと思います!ぜひ劇場に足を運んで頂けたら嬉しいです!」 ●中島愛(ジェイミー・ロビンソン役) 「私の母はフィリピン人で、子どもの頃に『ボルテスV』をみんな夢中になって観ていた、とよく話してくれていました。日本とフィリピンをルーツに持つ私にとって、それぞれの国がこんなに素敵なかたちで繋がっていることがとても嬉しいですし、携わることができて幸せです。ジェイミーはきびしい戦いの中でも、冷静さを忘れずにみんなを励ます性格なので、強い芯がありつつ温かみも感じられることを大事に演じました。ひとつひとつの台詞が胸に刺さり、台本を読んだ段階で涙が。そしてアフレコ現場でも静かに涙してしまいました。アニメへの最大限のリスペクトと愛情が詰まっていて、胸を打たれる作品になっています。物語も映像もとにかく美しいので、ぜひ劇場の大スクリーンで堪能してください!」 ●諏訪部順一(プリンス・ザルドス役) 「原作となる『超電磁マシーン ボルテスV』は、本放送時にリアルタイムで視聴していた世代です。5体のマシーンが合体し巨大ロボに!いまでも胸が熱くなります。DNAレベルで刻み込まれている感じですね。そして、そのストーリーもあって、フィリピンで人気を博していたことも以前から存じ上げていました。さらに、その熱をもって実写作品が製作されるというニュースも早くから耳に。SNSで『ハイネル(ザルドス)の吹替を演りたい!』的なことを投稿していたのですが、まさか御縁があるとは…。出演が決まった時は本当にうれしかったです。演じるにあたって、スティーヴたちとのバランスや諸々を鑑み、自分が想定していたよりもかなり若めに演じました。うまく作品に馴染めているとよいのですが(笑)。作り手の情熱やこだわりがひしひしと伝わってくる本作。より多くのみなさんにごらんいただけますと幸いです。よろしくお願いします!」 ●飯田里穂(ザンドラ役) 「始まりから終わりまで展開が読めなくて、さらに驚く展開があったところで台本チェックの最中に思わず涙を流してしまいました。それくらい作品にのめり込んでしまいました。悪の組織の紅一点というずっと挑戦してみたかった役どころでした。常にザルドスに対する忠誠心を忘れずに、そしてザンドラとしての知的であり素敵な女性の魅力を出せるように意識しました。日本の歴史あるアニメがフィリピンで本気の実写化という特別な作品。それに吹替を本気でさせていただきました。色々な方の本気が詰まってます。長年作品のファンの皆様はもちろん、初めての方でもこの映画『ボルテスV レガシー』からご覧いただけたら魅力にハマってしまうこと間違いなし!ぜひ何度でもご覧ください」 ●樋山雄作(ドラコ役) 「台本を読んで作品に宿る真っ直ぐなメッセージを、しっかりと伝えてくれているので、原作のファンの方も納得して楽しんでいただける作品になっているのではないかと感じました。アフレコでは、原作アニメのキャラクターイメージを損なわず、また吹き替えということで、実写版でドラコを演じている役者の方のお芝居や物語の世界観を汲み取った上で、そこに自分だったらこうするという部分を追加しています。なぜ『ボルテスV』が異国の地であるフィリピンで大人気なのか、その理由をこの『ボルテスV レガシー』という作品を通してフィリピンの方たちの熱い思いと大きな愛を皆さんに実感して欲しいです。是非劇場で御覧ください!」 ●越後屋コースケ(ズール役) 「日本のアニメがフィリピンで実写化!!それだけ愛のある方たちが、愛の詰まったボルテスV、凄いクオリティになるのは間違いなし!!沢山の方にこの想いが伝わるのではないかと、ひしひしと感じております。きっとフィリピン人の義理の母が知ったら現地に住んでいるその両親たちにもある意味親孝行ができるかも、喜んでくれるかも!と嬉しくなりました。そしてボルテスVを楽しみに待ってくれている方に早く届けたいなと感じました!ボルテスVを楽しみにしてくださってる皆様、劇場の大きなスクリーンでの合体シーン!これはかなり胸熱だと思います!!あー!!乗りたい!!少しでも多くの方に届いて楽しんでいただけるよう心から願っております」 文/スズキヒロシ