松山空港で航空機事故想定し訓練 28機関240人、消火や人命救助で連携確認(愛媛)
滑走路での航空機事故を想定した合同訓練が23日、松山市南吉田町の松山空港であり、消防や医療機関、航空会社など28機関約240人が、消火や人命救助の連携を確認した。 訓練は2年に1回実施しており、航空機(乗員乗客108人)が車輪トラブルで着陸に失敗して滑走路を外れて炎上し、死傷者84人が出た想定。空港に配備されている化学消防車3台が機体に見立てたバスに放水し、延焼を食い止めた。臨場した消防の救助隊員らは「安全な位置まで逃げてください」と呼びかけ、バスに入って取り残された乗客を救助して体を支えながら一緒に避難したり、担架で運んだりした。
愛媛新聞社