備前市議会、異例の事態に 12月定例会で可決した予算案なし
岡山県備前市議会予算決算審査委員会は23日、開会中の12月定例市議会に上程している2024年度一般会計補正予算案を審議。執行部提案の原案、一部経費を削除する修正案をいずれも賛成少数で否決した。可決した予算案がない異例の事態。補正予算案は26日の本会議に改めて諮る。 審査委は西上徳一議長を除く15人で構成。進行役で採決に加わらない山本成委員長を含めて14人が出席した。 修正案は、教職員や来校者の駐車場として伊部小近くの用地(購入費880万円)、交流拠点の整備を視野に片上商店街の用地(920万円)をそれぞれ取得する経費について、地元説明や将来計画の協議が不十分などとして再検討を求め、立川茂委員が提出したが、賛成は5人。続いて採決した原案も賛成6人で、ともに否決となった。26日は委員長報告を行った後、採決に臨む。