モバイル向けスピンオフの『Destiny: Rising』が発表 『Destiny 3』は開発していないそうだが、モバイル向け新作が登場へ

モバイル向けスピンオフの『Destiny: Rising』が発表 『Destiny 3』は開発していないそうだが、モバイル向け新作が登場へ

ルートシューター「Destiny」のモバイル向けスピンオフ『Destiny: Rising』が発表された。ゲームは本家を開発するBungieから正式にライセンスの許諾を受けたそうで、NetEase Gamesが開発・リリースを担当する。本作はiOS/Android向けの基本プレイ無料タイトルとなる。 「Destiny: Rising」画像・動画ギャラリー 公式サイトでは事前登録受付中となっており、最初のクローズドアルファテストが2024年11月1日から開催される。ただし、FAQによると最初のテストはアメリカとカナダ向けのものとなる。公式サイトは現時点で英語のみのようだが、テストへの申し込みをする際にはJapan（日本）が選択できた。今後、日本からもテストに参加できる日がくるかもしれない。 『Destiny: Rising』はルートシューターの定番「Destiny」シリーズのモバイル向けタイトルだ。ストーリー設定としては暗黒時代であり崩壊後の世界を舞台にしていて、「別軸のタイムライン」になっているという。視点はFPSだけでなくTPSでもできるそうで、『Destiny 2』の移植版ではなく、モバイル向けに最適化された新規スピンオフタイトルである。 ゲームモードとしてはPvEのほか、PvPや6人協力プレイなどが可能。タッチスクリーンでのプレイのほか、コントローラーにも対応する。FAQによると、アルファテストではメインキャンペーンの大部分がプレイ可能となる。一方でゲームは初期ビルドであるため、収益化システムを含む多くの部分は今後変更される可能性があるという。おなじみのエキゾチック武器なども登場するようで、「Destiny」シリーズらしさがしっかりあるゲームになっていそうだ。 開発プレビュー記事では、本作がこれまでの「Destiny」シリーズよりも何年も前の物語であり、別のタイムラインになっていることが明記されている。おそらく、パラレルワールドのような世界になっているのだろう。本作ではガーディアン（「Destiny」シリーズのプレイヤーキャラクター）が定義される前の時代となるそうで、これはシリーズでおなじみのクラスシステムであるハンター、タイタン、ウォーロックの3つがまだ固まってなかった時代だそうだ。本作では各キャラクターがユニークなプレイスタイルを持っていて、テストでは11人のユニークなキャラクターが登場するという。 IGN USの記事によると、NetEaseは2018年にBungieに1億ドル以上を投資していたとのこと。その後、2022年にはSIEがBungieを買収している。しかしながら、2024年にはBungieがスタッフ220名のレイオフを発表していた。同社は「Destiny」と『Marathon』の開発にフォーカスするとアナウンスされ、新作『Destiny 3』は開発していないと報道されていた。『Destiny 2』の小規模アップデートに注力するとの報道だったが、実はNetEaseがモバイル版を開発していたと今回わかった格好となった。