【ボートレース】<クイーンズクライマックスへの道>女子王国・岡山から喜井つかさが初出場に意欲
プレミアムG1「第13回クイーンズクライマックス(QC)」は、12月28日から31日までボートレース蒲郡で開催される(QCシリーズは26~31日)。今回は女子ボートレース王国といってもいい岡山支部から、QC初出場を目指し奮戦している喜井つかさ(34)=103期=をピックアップ。 近況の喜井は好リズムだ。今期(昨年11月以降)10節走り8節でベスト18入り。そのうち、3優出して3月津女子戦では準Vと好走した。「自分ではあまり(調子が)いいとは思わないんですが、割といい成績が取れてますね」と謙遜する。 「でも、準優には乗っていますが、なかなか優勝ができないんです」。前回優勝したのは昨年3月、徳山女子戦でのイン逃走V。これが自身3度目で、産休から21年4月(びわこ)に復帰後、初の“美酒”だ。 「何か特別に変えたということはないんですが、産休明けからリズムは良くなった感じですね」。昨年1月にはA1に初昇級。同年2月児島で中国地区選手権に出走し、4日目には4コースまくり差しで混合G1初勝利を果たした。 8月のG1レディースチャンピオン(津)では準優進出して「昨年は(Fで)3か月ぐらい休みましたが、そこそこ結果が残せました」と確実に力をつけている。 今期はA2暮らし。「前期のF2が痛かったですね。期始めと終わりに切ってしまって…」。それでも、直前に走った住之江女子戦で準優には乗れなかったものの、最終日に連勝して今期勝率6・31で終えて、来期のA1復帰は確実だ。 さらに、今年のレディースチャンピオン(福岡)も、休み明け(現在F休み中)の5月末の宮島混合戦を無事に走れば出場できそう。「走れたら、いい枠で準優に乗りたいですね。いい結果を残せば(QC出場の)チャンスも出てきますから。岡山には素晴らしい先輩がいるので、私も何とか追い付けるように頑張ります」。12年連続出場中の寺田千恵ら岡山支部の先輩に続けとばかりに意欲を見せた。
報知新聞社