【新ドラマ『顔に泥を塗る』】メイク監修の井手上漠×女装メイクに挑戦する木村慧人「ふたりが感じるメイクの持つパワー」とは?
話題沸騰のコミック『顔に泥を塗る』を実写化したドラマに、VOCEでおなじみの井手上漠さんがメイク監修として大抜擢。その巧みな腕によって超絶美女に変身する「FANTASTICS」の木村慧人さんとともに、 “メイクの力” やドラマの見どころについて語ってくれました。 〈画像〉井手上漠×木村慧人、インタビューショット全部見せ!
「誰も否定することなく素直に生きるイヴの姿に共感。自分もそう生きたいと価値観に変化が」by木村慧人
井手上さん(以下、敬称略): 私は昔から少女漫画が大好きなのですが、『顔に泥を塗る』の原作を読んで感じたのは、時代に寄り添う新しいラブストーリーだということ。多様性であったり、モラハラ問題など、世の中をとりまくいろいろなエッセンスが凝縮していて、実写化したらすごく時代にフィットした作品になるだろうな、とワクワクしました。木村さんも原作をお読みになりましたか? 木村さん(以下、敬称略): 読ませていただきました。今回僕が演じる高倉イヴという役は、性別は男性、恋愛対象者は女性ですが、メイクや美容が大好きな大学生で、レディースの服を着て女装を楽しむこともあって。周りの目は一切気にせず、自身の大切にしたい価値観や考え方を守る。けれど違うものを否定することはしない。そのうえで、周囲の人生にいい影響を与えていくという生き方にすごく影響を受けましたね。イヴとの出会いで、なにか自分の中の価値観が変わった気がしています。 井手上: 漫画やドラマとか、作品って人を変えることもできるパワーがありますよね。
「プロのメイクアーティストの一人としてドラマ全体のメイクを監修」by井手上漠
木村: 井手上さんがメイク監修という制作サイドのスタッフとして参加されると聞いて、ビックリしました。新しいなって思いました! 井手上: 今回は演者としてではなく、メイク監修という重要な役割を担わせていただく事となりました。原作ファンの皆さんは実写化するときにイヴ役に誰が選ばれるのか、どんな印象なのか、すごく気になると思います。その期待に応えられるように、そして木村さんがスッと役に入り込んでいただけるようなメイクを提案できればと思っています。 木村: プロのメイクアップアーティストだったとは……!! 井手上: ずっと芸能のお仕事と共に美容関係のお仕事もやりたいという夢があって。実は高校卒業後に上京してから美容専門学校に通っていました。小学校4年生から美容がとにかく好きなのだけれど、その気持ちだけで通用するほど甘くないですよね。だから、自己流ではなく専門的な知識を得て自信を後押しするには勉強だ! と思って。国際メイクアップアーティスト1級まで取得しました。 木村: 夢への第一歩ですね。スゴイです!