初音ミク、16歳を祝う夜空のパフォーマンス 花火&ドローンの描く美しい光の祭典が港町横浜を彩る
バーチャル・シンガーの初音ミクの楽曲に乗せて花火によるパフォーマンスを行う「初音ミク Happy 16th Birthday 『Music & Fire Works』―Time Capsule―」が26日夜、神奈川・横浜市の山下ふ頭で行われた。 【写真】横浜の夜空にドローンで描かれた初音ミク 2007年8月31日に、人間の声を音声エンジンにした楽曲制作支援ソフトとして世に送り出された初音ミク。16歳の女性シンガーの設定だが、昨年8月31日に発売以来16年を迎え、“16歳の誕生日”を祝うアニバーサリーイヤーとして様々なイベントが行われている。この日はオープニングとして多数のドローンが光で初音ミク16歳を記念するロゴや、初音ミク・鏡音リン・鏡音レン・巡音ルカ・MEIKO・KAITOのピアプロキャラクターズを描くパフォーマンスに始まり、初音ミクを中心としたバーチャル・シンガー楽曲に合わせて花火が打ち上げられ、会場を埋めたファンは夜空に描かれる美しい光景と楽曲を堪能した。 配信プラットフォーム「Lemino」と「ZAIKO」ではオンライン配信も行われ、初音ミクのキャラクターボイスを務める声優の藤田咲さん、鏡音リン・鏡音リンのキャラクターボイスを務める下田麻美さんが出演。また、横浜マリンタワーや横浜中華街など、近隣の観光施設でもノベルティの配布や飲食特典などのコラボが行われた。 27日には東京・サントリーホールでオーケストラがバーチャル・シンガー楽曲を演奏する恒例のコンサート「初音ミクシンフォニー2024」が行われ、27、28日に千葉・幕張メッセで行われる「ニコニコ超会議2024」でも、多数のクリエイターが出演。オンリーイベントの「THE BOC@LOID 超M@STER」や、歌舞伎俳優・中村獅童と初音ミクがコラボした「超会議Presents~中村獅童×初音ミク 超会議でみんなと交流」なども行われる。今年のゴールデンウィークも、初音ミクに席巻されることになりそうだ。
報知新聞社