【稽古場レポート】コクーン アクターズ スタジオのレッスン終盤、杉原邦生「顔つきが変わってきました!」
今年4月に開講したコクーン アクターズ スタジオ(以下、CAS)が、まもなくレッスンの終盤を迎える。8カ月のレッスンを振り返り、講師の1人である杉原邦生のレッスンの様子とコメントが到着した。 【画像】コクーン アクターズ スタジオ稽古より、杉原邦生。(他10件) CASはシアターコクーン芸術監督の松尾スズキが主任を務める、“若手を対象とする演劇人の養成所”。ここまでのレッスンを振り返り、杉原は「皆さん、顔つきがグググッと変わってきました。舞台人としての覚悟と責任を強く持ちはじめたのだと思います。その反面、不安と恐さが色濃くなってきたのかもしれません。と同時に、大きな期待と希望も見えはじめている気がします。皆さん、俳優の顔になってきました。“俳優の顔”って何だよ?って突っ込まれそうですが、つまり、“良い顔”になってきた、ということです!」とCAS生たちの成長ぶりを語る。 また杉原は、3月に予定されている第1期生による発表公演「COCOON PRODUCTION 2025 Bunkamuraオフィシャルサプライヤースペシャル『アンサンブルデイズ-彼らにも名前はある-』」の演出も担当する。本作は松尾の新作書き下ろしとなる。「現時点でいただいている台本はまだ途中ですが、松尾さんの『演劇 / ミュージカル』への、『俳優』への、『劇場』への、そして『CAS生』への愛情を存分に感じる素敵なものになっています。一年間の成果を発表する場であり、CAS生たちのお披露目の場であることはもちろんですが、演出家としてはひとつの演劇作品としてお客さまに楽しんでいただけるもの、演劇史に残るものを目指すだけです。CAS生たちにもそのような意識で取り組んでもらいたいと願っています」と意気込む。 さらにCAS生と歩んだ1年を振り返り 「レッスン内やレッスン後のCAS生たちとの対話から、これまでに培われ、確立されてきた自分自身の感覚や意識を改めて見つめ直し、場合によっては考え直すきっかけをもらっています。それは僕にとってとても大切な時間になっています。なので、CAS生たちには感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。 「COCOON PRODUCTION 2025 Bunkamuraオフィシャルサプライヤースペシャル『アンサンブルデイズ-彼らにも名前はある-』」は3月20日から23日まで、休館中の東京・Bunkamura シアターコクーンにて特別に上演される。またCAS第2期生を現在募集中。2025年度のレッスン期間は2025年4月から2026年3月までで、対象は18歳から26歳くらい。詳細は公式サイトで確認を。応募受付は12月20日まで。 ■ COCOON PRODUCTION 2025 Bunkamuraオフィシャルサプライヤースペシャル「アンサンブルデイズ-彼らにも名前はある-」 2025年3月20日(木・祝)~23日(日) 東京都 Bunkamura シアターコクーン □ スタッフ 作:松尾スズキ 演出:杉原邦生 □ 出演 「コクーン アクターズ スタジオ」第1期生 生田有我 / 石川なつ美 / 石田とねり / 伊島青 / 羽衣 / 大嵜逸生 / 岡田絆奈 / 川﨑志馬 / 小林宏樹 / 佐織祥伍 / 雜喉侑大 / 嶋村連太郎 / 芹なずな / 高橋卓臣 / 田尻祥子 / 等々力静香 / 富田康聖 / 中野亜美 / 新関峻 / 原マリコ / 宮城優都 / 村井友映 / 森本彩日 / 吉田ヤギ