郷土料理「豆しとぎ」作りに挑戦 六戸小児童
地域で親しまれる郷土料理を学ぼうと、六戸町立六戸小(中野睦子校長)3年生29人が13日、町内の豊文精米加工センターで豆しとぎ作りを体験した。児童は大豆と米粉、砂糖などを混ぜ、食べやすい形にする工程を通じ、地域の食文化について理解を深めた。 同校では2011年から、3年生が総合学習の一環で大豆の栽培から収穫、豆しとぎ作りまでを実施。来春の町立義務教育学校「六戸学園」への合併に伴い、同校児童の体験は今年で最後となる。 学校の花壇で収穫したものを含む大豆計3キロを使用。専用の器具で混ぜた後、児童がこねてかまぼこ状に成形し、完成させた。 初めて調理を体験した向江環奈さん(9)は「いろんな機械で作ることを知ってびっくりした」、豊川也南子さん(9)は「持ち帰って家族と一緒に食べたい」とそれぞれ笑顔を見せた。