亡き夫へ「みんな元気だよ」 「祖母のお盆菓子、自分も」 あなたにとって〝お盆〟とは?【長野市】
長野市の花市。お盆で久しぶりに家族が顔を合わせるというご家庭も多いかと思います。皆さんお盆をどのように 過ごすのでしょう。見えてきたのは、家族のこれまでとこれからに思いをはせる、それぞれの姿です。 ■記者 「長蛇の列の理由はこちらのお花です。明日からお盆ということで多くの買い物客が訪れています」 長野市の農産物直売所で10日から開かれている「お花市」。墓参りや仏壇へのお供えに欠かせない盆花を数多く取り揃えています。午前9時の開店と同時に、それぞれお目当ての花を買い求めていました。 ■長野市から 「前にも来たが、毎年(お花市に)来ている。安くていいから」 迎え盆を前に、準備に余念がありません。 ■長野市から 「あしたお墓参りに行くつもりです」 こちらの女性は、30年前に亡くなった夫に想いをはせました。 ■長野市から 「『みんな元気でがんばっているよ』ということを、いつも(夫に)伝えますね、お墓参りに行ったらね、『いつも見守っていてね』と思いますけどね、心の中で」 お盆ならではの忘れられない思い出の味があるという人も。 ■神奈川から 「亡くなった祖母がよくお盆菓子を作ってくれていて、それを食べたのが(お盆の)思い出ですね。自分の子どもが生まれたら作ってあげたい。ちゃんと受け継いでやっていきたいと思う」 ■東京から帰省 「前はバーベキューとかよくやっていたね。家の前でやると毎年雨が降るんですよ、結局用意しても『じゃあ家の中でやろうか』となるから。だれか雨女か雨男がいるんですかね。これからトウモロコシを買いにいきます」 (Qそのトウモロコシでバーベキューやらないんですか?) 「バーベキューね、また雨降っちゃうから」 (Qやらない?) 「やらない」 夏休み、子どもたちも家族で出掛ける機会を楽しみにしています。 ■長野市から 「そうですね、みんなで川に行って遊んでバーベキューしたり、そんな感じですかね。カブトムシいっぱい捕まえて飼ってるね」 ■息子 「飼ってる!1匹弱りかけちゃった…」 これから思い出を作る家族もあれば、これまでのことを振り返る季節でもあります。 ■仙台から 「お盆になったらおやきを食べたことを思い出しますかね。今年祖母が亡くなったんですけど、毎年お盆に(実家に)帰るとおやきを作ってくれていて。今日もね、おやきを大量に買って、大量に食べて、これがお盆ならではの思い出ですね」 ■長野市から 「孫と留守番をしている主人と、私の子どもと孫と、三世代で(おやきを)いただきますね」 思い出の味でつながる家族の輪があります。お盆とは何かを聞きました。 ■長野市から 「思い出をもう一度振り返る機会だと思いますね。いろいろ(思い出を)振り返って、過去から未来まで、いろいろと想いはせる数日間なのかなと思います」 過去と未来に想いをはせる、それぞれの夏です。