千葉県内、冬ボーナス予想平均60万2千円 2・4%増、人手不足で若手手厚く
千葉経済センターが働き手を対象に実施した今冬のボーナスに関するアンケートによると、平均予想額は60万2千円で、昨冬の受給額から1万4千円(2・4%)増となった。一方、暮らし向きの調査では、今後半年間で「悪くなりそう」との回答が23・5%。「良くなりそう」(7・2%)を大幅に上回り、物価高騰などを背景とした先行きへの不安感が引き続きみられた。 調査は、毎年夏と冬のボーナスで年2回実施。今回は10月1~7日、千葉県内全域の千葉銀行計40支店で来店客計千人を対象に行い、961人から回答を得た。 今冬の予想額を世代別でみると、最も上げ幅が大きかったのは30歳未満で昨冬実績比16%増の46万2千円。若い世代ほど伸び率は高く、30代は1・6%増の52万7千円を見込んだ。同センターの担当者は「若年層へ待遇を手厚くし、人材確保につなげたい企業が多い表れではないか」とみている。