木彫りの鷽鳥を買い求める参拝者

　福島市飯坂町の西根神社境内にある高畑天満宮で１１日、「うそかえ祭」が始まった。木彫りの縁起物「鷽鳥（うそどり）」を買い求める参拝者でにぎわっている。 　鷽鳥は災いを身代わりになって「うそ」に替え、授かった人は１年間の幸福が得られるとされる。毎年新しい鷽鳥と交換する習わしがある。木彫りは大小５種類あり、合格祈願や家内安全、商売繁盛のほか、全ての災難よけにご利益があるとされる。 　郡山市から訪れた主婦佐久間とし子さん（７４）は「年明けから地震など災いが続いた。家族が健康で、安寧な１年になることを願う」と話した。 　祭りは１４日までで、時間は午前９時から午後９時（１４日は午後５時）まで。