大雨・台風の時期を前に 千曲川の洪水に備えて訓練【長野】
これから雨が多くなる時期に備え、国土交通省の千曲川河川事務所などで大雨や台風による洪水に対応する訓練が実施されました。 ■職員(防災情報班を担当) 「支部体制報告です。本日9時をもって風水害の注意体制を発令します」 訓練は大雨により千曲川沿いの堤防が、千曲市内で越水・決壊。上田市内で欠損し、復旧するまでを想定して実施されました。 河川事務所の職員などおよそ90人が参加し、変化する水位のデータや、洪水の予報などを市町村にメールや電話で伝えていました。 河川を巡視するために担当者を現地へ派遣するための訓練も合わせて実施しました。 ■国土交通省千曲川河川事務所・山辺満 副所長 「毎年、確実かつ迅速に情報が伝達できるようにと訓練しています。市町村から例えば高齢者等避難・避難指示など、そのような情報が発令された場合は皆さんちゅうちょせずに避難をお願いしたい」 千曲川河川事務所によると今回の訓練と同じ規模で実際に対応するのは年に2回程度あるということです。