全国高校ラグビー福島県大会 聖光学院が6年ぶり2度目の頂点 学法福島下し全国へ
■学法福島、伝統のモール 後輩に託す 2連覇を逃し涙 学法福島は伝統の「ドライビングモール」が通用せず、2連覇を逃した。ノーサイドの笛が鳴ると、選手は肩を落とした。 学法福島の代名詞となっている、ボールを持ったまま集団で押し込むドライビングモール。ただ、前半早々にトライを決められ、焦りがチーム内に広がった。素早いパス回しの相手を捉えられず、ボールを落とすミスも重なった。 10泊以上にわたり取り組んだ夏合宿などを通じて特訓した成果を、十分に生かせなかった。 試合終了後、涙を流して敗戦を受け止めた主将の引地巧真選手(3年)は「来年、後輩たちがさらにモールを強化して帰ってくるはずだ」と思いを託した。