「コメント差し控える」うるま市長 「防衛局と民間事業者の契約」 辺野古新基地で宮城島から土砂搬出 沖縄
【うるま】米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設に向け、沖縄防衛局がうるま市の宮城島にある鉱山から埋め立て土砂に用いる岩ずりの搬出を開始した件で、うるま市の中村正人市長は21日、市役所で会見を開き、「沖縄防衛局と民間事業者の契約なので私からコメントは差し控えたい」などと土砂搬出について賛否を示さなかった。 【動画】「やめられない、止まらない」オジイのクンセイいか 知る人ぞ知る季節物にリピーター続出
一方、土砂を積んだ大量のダンプカーが島内を走行することから、「地域住民の住環境に配慮してほしいと沖縄防衛局に申し上げていく」とした。 中村市長によると、20日に沖縄防衛局から市へ新基地建設に向けて宮城島から中城湾港へ土砂を搬出するとの連絡があった。現時点で宮城島内の自治会から市へ苦情や相談などはないという。 同じく辺野古新基地建設の土砂搬出に使われている名護市の安和桟橋前で今年6月に警備員男性と抗議活動中の女性がダンプカーにひかれる死傷事故が発生した。中村市長は「詳細は把握はしていないが、(鉱山の)出入り口など含めて事故が起きないようにする配慮を防衛局に求めたい」と話した。 中村市長は新基地建設問題の賛否について「他市の案件なので、私の方からコメントすることは差し控えたい」と述べた。
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