新1年生に無料配布の交通安全ワッペンも高額出品 相次ぐ“転売行為”
転売による国内企業の損失額は上がり続け、今年度は約2000億円を超えると推計されています。 ◇ “転売”について、どう思うのか。街で聞きました。 高校2年生 「売り切れてたものがめっちゃ転売であったりさ」 「キレるよね」 「怒りもだし、悲しい」 行きたかったライブのチケットが転売されていたという人は… 30代 「1万1000円くらいのが40万とか」 ――40万? 30代 「最前列とかになるとそれくらい」 好きな洋服の転売を見かけた人は… 30代 「あります、あります」 「欲しかった服が高く売られていて、悔しい思いをすることが多々あります」 50代 「欲しくて買ってるのか、転売目的で買ってるのかわからない。制限するのも難しいんじゃないかなと思う、店側もね」 ◇ 先週、新たな対策を打ち出したのが、高価なゲーム機などがそろい、免税で外国人観光客に人気の家電量販店です。転売につながる行為を減らすため… ビックカメラAKIBA 前田秀二副店長 「レジでパスポートをスキャンする際に『人気商品を複数ご購入されています』という警告が出ます」
その仕組みは、まずレジでお客さんがパスポートを提出します。店員がスキャンした際に、他店を回って同じ商品を買ったり、時間帯をずらして同じ店に来たり、“怪しい行為をしている”とシステムが判断すると、自動で店員に警告を発し、客に販売を断るといいます。 ビックカメラAKIBA 前田秀二副店長 「転売される商品に関しては人気商品が多いので、一般のお客さまが欲しいものが買えないという状態になってしまうので、今後もしっかりと抑制をしていきたい」