ゴルフで"チカラ"を抜くにはどうすればいい? 簡単に"力み"がなくなるクラブの握り方
レッスンプロを育成(指導)するレッスンプロの先生が教える「ゴルフの教科書(基本)」。フルスウィングしたときに気持ちよく振れるように「ハーフスウィング」からレッスン中。前々回から体とクラブをつなぐ「正しいグリップの握り方」を説明しているが、今回はグリップの握り方で無駄な"チカラ"を抜く方法を解説する。【レッスンプロの先生とレッスンプロの教科書から学ぶゴルフの基本⑫】 動画よりわかりやすい「グリップの正しい握り方」(15コマ)
両手人差し指と親指でできる線と向きが大事
GD 前回は原田プロの指導カリキュラムにある「良いグリップの要素」A、B、C、Dの「B・どの指で握るか」を学びました。今回は「C・両手人差し指と親指でできる線と向き」に取り組みたいと思います。 原田 その前に前回の「B・どの指で握るか」はマスターできましたか? GD 10本の指の中で握る意識を持つ指は左手の小指、薬指、中指の3本だけということでしたね。他の7本は添えるだけ。うまくできているかどうかは自信がないですけど、以前のように全部の指でギュッと握ることはなくなりました。 原田 それはよかった。全部の指できつく握らなくなったのは前へ進めています。その調子で取り組んでください。では、今回は「良いグリップの要素」の「C・両手人差し指と親指でできる線と向き」について説明していきます。 GD 今回のCは聞いただけだとイメージするのが難しい感じがします。そもそも、人差し指と親指でできる線とは何ですか?
原田 思い出してください。前々回の「良いグリップの要素」の「A・形」を説明したとき、未来のレッスンプロが生徒さんにグリップを教える際に使う「台本」の中にこういう下りがありました。左手の形を作るところの「人差し指と親指の付け根を締めます。指の先まで締めなくていいですよ」と右手の形を作るところの「人差し指、親指の2本の指でグリップをつまむように握ります。親指は中心よりやや左に置きます」という部分です。 GD ありました、ありました。ちゃんと覚えていますよ。 原田 そのときに大事なことは、両手ともに人差し指と親指の付け根を締めることなんです。そうすると人差し指と親指の間にくぼみの線ができますよね。 GD はい、両手とも人差し指と親指の間に線ができています。