”加湿器肺炎”の恐れも…感染症対策や電気代節約にもなる!加湿器の正しいお手入れ方法 水の継ぎ足しはNG!
新型コロナウイルスなどの感染症予防としても近年、需要が高まっている加湿器。 空気が乾燥するこの時期は自宅で使っている人も多いと思うが、加湿器が原因と見られる肺炎にも注意が必要だ。加湿器の正しいお手入れ方法を取材した。 【▶動画で見る】加湿器の正しい手入れ方法の解説はコチラから
正しく手入れをしないと肺炎の恐れも…
空気の乾燥するこの時期に大活躍する「加湿器」 様々なタイプのものが販売され、私たちの暮らしを快適にしてくれる加湿器だが、正しく手入れをしないと”加湿器肺炎”を引き起こす恐れがあるという。 中でも加湿器の中で繁殖することがあるレジオネラ菌が原因で発症するレジオネラ症では死者も出ていて、近年問題となっている。
水の継ぎ足しはNG!1日1回取り替えて
こうした事態を防ぐために必要な加湿器の正しい手入れについて加湿器を製造するダイニチ工業管理本部広報室の佐藤日那さんに聞いた。 「タンクが付いている加湿器は取り外して頂いて水を入れるが、1日に1回必ず水を取り替えて、取り替える時は一旦水を出したら入れて振り洗いをしてから新しいお水を入れる」 菌の繁殖を抑えるためにもポイントとなるのは、水は継ぎ足したりせずに1日に1回取り替えること!
また、加湿器本体とフィルターは1週間に1度ほこりなどをしっかり取り除くことも大切だ。
正しい手入れや置き場所次第で電気代節約も
そして… 「フィルターがあるものは2週間に1回程度水で洗ってもらうのと、ぬめりが気になる場合はクエン酸を溶かした水を張ってもらって、漬け置き洗いした後にもう一度水で洗って機器に戻す」 ーフィルターを洗わないと菌が空気中に出てきてしまう? 「フィルターは常に水に触れている部分なので、お手入れを怠ると菌が繁殖してしまう。しっかりお手入れしていただきたい」
気化フィルター同様、トレイも2週に1回はスポンジで洗い、水アカをしっかり落とす必要がある。 「今年ですとインフルエンザも流行っています。感染症対策として加湿器をお使いの家庭が増えていると思うので、みなさん新しく加湿器を使い始めた方は十分注意していただけたら」
汚れにくくするためには外気の影響を受けにくい窓からは離して、エアコンの風が直接当たらない場所に置くことも重要だ。 こまめな手入れや置き場所によって、感染対策だけでなく電気代の節約にもつながるという。