直方市職員汚職事件 贈賄側の男性2人不起訴処分に
直方市が発注した浄水施設の工事を巡る汚職事件で、贈賄容疑で逮捕されていた会社役員ら男性2人について、福岡地検は贈賄ほう助の疑いに切り替えて捜査した上で不起訴処分としました。 警察によりますと、水道資材会社の役員の男性(52)と、社員の男性(41)は、直方市が発注した浄水施設の草刈り工事を巡り、下請業者になれるよう便宜を図ってもらった謝礼として、「イオハラ設備」役員の男が市職員の男に贈った品を調達したとして逮捕されていました。 認否は明らかにされていません。 福岡地検は、男性2人について、贈賄容疑から贈賄ほう助容疑に切り替えて捜査したうえで、3日付で不起訴処分としました。 理由は「諸般の事情を総合的に考慮した」としています。 また、収賄疑いで逮捕された直方市水道施設課職員・阿部智明被告(54)と贈賄容疑で逮捕された「イオハラ設備」役員・庵原良修被告(49)は3日付で起訴されています。
九州朝日放送