乃木坂46、真夏の全国ツアー完走 井上和「楽しくて幸せでした」と感涙
人気グループ、乃木坂46が4日、全国ツアーのファイナルとなる東京・新宿区の神宮球場3日間公演の最終日を迎えた。 同所は2014年を皮切りに真夏の全国ツアーの東京公演を行ってきた乃木坂46にとって聖地。井上和(なぎ、19)が「神宮最終日、盛り上がる準備はできているか?神宮行くぞ!」と叫び、彼女がセンターを務める新曲「チートデイ」で幕開け。久保史緒里(23)も「本当に終わっちゃうぞ!きょうは最後まで盛り上がっていくぞ!」と冒頭からアクセル全開だ。 巨大な城が鎮座するステージでプリンセスに扮した32人が躍動。ヒット曲「太陽ノック」「好きというのはロックだぜ!」のほか、キュートな寸劇を披露したり、名曲「おひとりさま天国」ではマッピングでセットが彩られ、代表曲「シンクロニシティ」ではオーケストラを従えて熱唱。 色とりどりのペンライトが会場を埋め尽くす中、バラエティーに富んだ演出で34曲を元気いっぱいに歌い踊り、ファンを楽しませた。 今年は京セラドーム大阪、バンテリンドームナゴヤと巡り同球場と3都市7公演で計約26.5万人を動員。ドーム&スタジアム規模のツアーは5年ぶり。東京公演は台風10号の影響が開催が危ぶまれていたが、キャプテンの梅澤美波(25)は「今年も3日間降らずに私たちの思いと皆さんの愛が空まで届いた」と笑顔を見せた。 本編最後には井上が「去年と同じ(センター)ポジションで終わることが怖かったです。去年よりも成長した姿を皆さんにお届けしなきゃいけないと思って…」と語り出すと号泣。ファンから激励の声が飛び交う中、「そんな話をメンバーにしたら『疲れちゃうから逃げていい』と言ってもらって。本当に乃木坂46は温かくて、みんなと一緒ならどこへだって行ける。皆さんと過ごした今年の夏、最高に楽しかった」と笑顔。大きな拍手が巻き起こる中、名曲「誰かの肩」を披露。460発の花火が夜空に舞い上がり、盛り上がりは最高潮に達した。 3期生は4日がグループ加入8周年の記念日。梅澤は「あっという間の8年。気づけば一番上になって、かわいい後輩たちがたくさんできた」と振り返り、「大事な後輩たちも増えたので、この先もみんなで楽しみながら、グループを守っていきたいと思います」と宣言。最後は再び「チートデイ」をサプライズ歌唱し、井上は「本当に本当に楽しくて幸せでした」と再び涙を浮かべると、メンバーももらい泣き。ファンを感激させた。