「農業の町でアピールを」「スキー場にジップラインを」 只見中生(福島県只見町)が町に政策提言
「人口減少には農業の町でアピールを」「只見スキー場にジップラインを設置して」。福島県只見町の只見中3年生24人は20日、町に政策を提言した。地域の課題を解決するために考えた内容を発表し、自分たちにできることを提案した。 町役場議場で発表会が開かれ、渡部勇夫町長や幹部職員、議員が出席した。総合的な学習の時間で地域について学んだ内容を6班に分かれて示した。 移住者を呼び込むため農業を中心に発信したり、新たな観光スポットを只見スキー場に作ったりするよう提案した。自然を守る取り組みとして、森と森の間に小動物が通る小道「アニマルパスウェイ」を設置してはどうかとの発表もあった。 提案するだけでなく、自分たちが手伝えることを示した。観光ツアーにはポスターやチラシ作りを担ったり、観光スポットには花を植えたりしたいと述べた。星柚子葉さんは「町の未来を自分のこととして考えて生活していきたい」と発表を締めくくった。
渡部町長は「具体的に提案し、自分たちができることを示してくれて心強い」と感謝した。 (会津版)