表参道で筋肉型パン提供「マッスル・ベーカリー」 スキムミルク認知拡大へ
筋肉の形をしたパンを提供する「マッスル・ベーカリー」が11月29日、表参道交差点近くのイベントスペース「ZeroBase表参道」(港区北青山3)に期間限定オープンする。(シブヤ経済新聞) 【写真】店舗外観イメージ 全国農業協同組合連合会(千代田区)が、11月29日の「11(いい)月の金(筋)曜日が29(肉)日=いい筋肉の日」に合わせて展開。脱脂粉乳(スキムミルク)の認知拡大と利用促進を目的に、カヤック(神奈川県)が企画・制作を担当した。 酪農家は、生乳の不需要期に、保存のためバターとスキムミルクに加工。牛乳・乳製品の生産者団体やメーカーなどで構成するJミルク(千代田区)の発表(2024年9月27日)によると、スキムミルクの国内在庫は2024年度末時点で、前年度末と比べて36%増の6万5000トンとなる見通しで、現代人のたんぱく質摂取量は2017(平成29)年時で1950(昭和25)年と同水準に落ち込んでいる(厚生労働省 国民健康・栄養調査より)こともあり、同取り組みを通じて脱脂粉乳の一般普及を図る。食生活の改善と酪農の持続可能な生産にもつなげる狙い。 スキムミルクを使って作るパンは、腹直筋と腹斜筋を表現した「シックスブレッド」、ウインナーが入った骨型のパン「ホネブート」、ボディービルの大会のかけ声でもある三角筋の「肩メロン」をココアのメロンパンで表現する「カタメロンパン」、スキムミルクのクリームを詰めるクリームパン「マルマッチョ(クリーム)」など5種類。コーヒーにスキムミルクを入れる「ファイトオレ」、スキムミルクで抹茶を割る「マッチョオレ」などのドリンク3種類も用意。来場客には、パンとドリンク各1種類を無料提供する。 店頭には、筋肉質の店員が立ち、来場客が選んだパンの種類に合わせたポーズで注文を確認するなどパフォーマンスを交えて接客する。店内ではスキムミルクに関するパネル展示も行う。 開催時間は12時~18時。12月1日まで。
みんなの経済新聞ネットワーク