「大阪都構想」住民投票始まる 結果は夜に判明
「大阪都構想」の命運を握る住民投票が始まった=17日午前7時ごろ、大阪市内で THE PAGE大阪
大阪市を廃止して5特別区に分割する「大阪都構想」の命運を握る住民投票が17日午前に始まった。政令指定都市である大阪市の廃止か存続か。それを市民が判断する初めての住民投票とあってか、大阪市内の投票所では開始時刻前から多くの住民の姿も見られた。
有権者は大阪市民約211万人。投票は午後8時まで
今回の住民投票の有権者は日本国籍を持つ20歳以上の大阪市民約211万人。投票は午後8時まで行われ、即日開票される。結果には法的拘束力があるため、賛成が反対を1票でも上回れば、2017年4月、大阪市は廃止され5つの特別区に移行することが決まる。賛否が同数または反対多数の場合は大阪市存続、都構想制度案は廃案となる。 大阪市東住吉区の今川投票所では、午前7時の投票開始時刻前から訪れる住民も。開始時刻と同時に投票開始が宣言されると同時に、多くの住民らが投票所内へ入った。同区の70代の男性は「まあ投票はしとかなアカンおもてな。こんな朝早くから並んだ投票は初めてやわ」などと話していた。 議員などを選ぶ通常の選挙と違い「賛成」や「反対」を呼びかける運動は投票日の17日も可能となっている。そのため投票が締め切られる午後8時まで、双方の運動が続くとみられる。