岩田望来（左）と岩田康誠

［ＧⅠ天皇賞・秋＝２０２４年１０月２７日（日曜）３歳上、東京競馬場・芝２０００メートル］ 　豪華メンバーが集結する２７日のＧⅠ天皇賞・秋（東京芝２０００メートル）はジョッキーにも注目だ。２頭出しを敢行する奥村武勢の鞍上が１７日、判明した。札幌記念覇者・ノースブリッジ（牡６）は岩田康、そして函館記念勝ち馬・ホウオウビスケッツ（牡４）には息子の岩田望が騎乗する。 　この日は朝イチの同じ組で１週前追い切りを実施。軽めの追い切りをこなしたホウオウビスケッツに騎乗した岩田望は「乗りやすく、操縦性が高い馬ですね。強めにはやらず、感触をつかむ程度です。長くいい脚を使う馬で、イメージ通りです。（岩田康からは）乗りやすい馬と聞いていました」とコメント。今回の親子騎乗に関しては「奥村調教師やオーナー、そしてこの馬に乗っていた父にも感謝したいですね。恵まれているし、あれ（ノースブリッジ）をやっつけるぐらいの意気込みで臨みたいです」と抱負を明かした。 　ＪＲＡのＧⅠ競走において同一厩舎が送り出す２頭に親子がそれぞれ鞍上として騎乗するのは２０２２年の日本ダービー以来（昆厩舎のマテンロウオリオン＝横山典弘、マテンロウレオ＝横山和生）。秋の府中決戦で岩田父子がどんな騎乗を見せるか、目が離せない。