フォルランのJリーグデビュー なぜ不発に終わったか?
次戦出場は8日の徳島戦
その最たる姿であるのが、前日に大阪入りしてフォルランの練習を間近で見たという村井満Jリーグチェアマンだろう。「フォルランがセレッソを変えることができるかどうかはまだ分からない。ただ、練習を見た様子では、フォルランには自らが中心となって発進していこうとする姿勢があった。(チーム内での)影響力は大きいのではないだろうか」と期待を寄せる。 広島との試合後、フォルランは「(途中出場した2月25日の)ACLの試合と比べると、大分良くなったと思う。試合を重ねるにつれてチームメートとの連携も良くなってきていると思うし、フィジカル的な手応えもあった」と自信を覗かせた。 この後はオーストリア遠征を行うウルグアイ代表に合流し、5日のオーストリア戦に出場する予定。再来日の後は、8日にJリーグ第2節ヴォルティス徳島戦、11日にACL山東魯能(中国)戦を迎える。ファンはいつまでも待てるわけでもないことを考えると、待つ側の“タイムリミット”は、セレッソへの合流から6週間前後が経過する3月下旬ごろだろうか。 まずは、ゴール。それを数多く見せることがセレッソを変えていく原動力となる。Jリーグ初戦を見る限り、それは不可能ではない。 (文責・矢内由美子/スポーツライター)