復興海浜緑地整備で安全祈願祭 吉田町長がくわ入れ 福島県浪江町
福島県浪江町が同町請戸地区の震災遺構「請戸小」北側に造成している「復興海浜緑地(多目的広場)」に整備する、建物の建築工事安全祈願祭は5日、現地で行われ、関係者が工事の無事を祈った。 建設するのは管理棟、屋根付施設でいずれも平屋建て。管理棟は広場内に設けるパークゴルフ場などの管理場所とする。屋根付施設は人工芝を張り、住民らの交流の場として活用する。 多目的広場は緊急ヘリポートにも使用可能とし、災害対応機能を持たせる。自衛隊などによる救援・救護活動の拠点とする。請戸漁港に荷揚げされる物資の仮置き場にも使用する。2026(令和8)年3月末までの完成を目指している。 安全祈願祭には約20人が出席した。吉田栄光町長がくわ入れし、「人々が交流するにぎわいの場を生み出し、地域活性化につなげたい」と述べた。