カリーが3P女王に勝利、スラダンはマクラングが史上5人目の連覇達成[NBAオールスターサタデー/バスケ]
男女3ポイントNo.1勝負はカリーに軍配
現地2月17日(日本時間18日)、インディアナポリスでNBAオールスターサタデーナイトが行われた。注目されたステフvs.サブリナ3Pチャレンジはサブリナ・イオネスク(WNBAリバティー)が26ポイントと高得点を叩き出したが、ステフィン・カリー(ウォリアーズ)が29ポイントをマークして勝利。そしてスラムダンクは、マック・マクラング(マジック)がシャキール・オニール(元レイカーズ)超えのダンクで50点満点を出して史上5人目の連覇を果たした。 【動画】NBAオールスターサタデー各ハイライトをチェック 最初に行われたスキルズ・チャレンジでは3人一組のトップピック、ペイサーズ、オールスターズ各チームが対戦。ペイサーズとオールスターズの決勝タイブレークとなったが、タイリース・ハリバートン(ペイサーズ)がいち早くハーフコートショットを決めて地元ペイサーズが優勝。続いて3Pコンテストはデイミアン・リラード(バックス)が26ポイントで連覇を達成した。続いて行われたのが、サタデーイベントの目玉の一つである「ステフvs.サブリナ3Pチャレンジ」。 今季開始時点で歴代1位となる通算3,390本の3Pシュートを成功させているステフィン・カリー(ウォリアーズ)とWNBAのシーズン記録1位となる3Pシュート128本成功、および昨季の3Pシュートコンテンストで37点(40点満点)を記録して優勝したサブリナ・イオネスク(WNBAリバティー)の戦い。先にイオネスクの試技からスタート。いきなり5分の5を決めると、その後もコンスタントに決めて26ポイントをマークする。笑顔でイオネスクのプレーを称えたカリーが続けてスタートし、トップまでで15ポイントを獲得。2個目のスターリーボールをミスしたものの、最後のラック(すべて2ポイント)で3本決めて29ポイントをマークして、カリーが勝利した。 そしてサタデー最後のイベントは、前年王者マック・マクラング(マジック)が参加してのスラムダンク・コンテスト。ファーストラウンド、まずハイメ・ハケスJr.(ヒート)はシャックをコートに呼び込むとゴール下に立たせる。トップから走り込むとシャック超えにシングルハンド・ウインドミルダンクを一発成功させたが、47.4 ポイントと伸びず。続いてジェイコブ・トッピン(ニックス)は同じく兄オビ・トッピン(ペイサーズ※2021年コンテスト覇者)にボールを持たせてゴール下に立たせると、跳び超えてボースハンド・リバースを決めて47.8ポイント。3人目、ジェイレン・ブラウン(セルティックス)はドミニク・ウィルキンズ(元ホークス)が見せたボースハンド・ウインドミルを見せて48.8ポイントを叩き出す。4人目、マクラングはヘルプを呼んでゴール下にボールを持って立たせると、右コーナーから走り込んで跳び超える際にキャッチしたボールを一度離してのボースハンド・リバース。1度目は失敗したが、48.0ポイントをマークした。 ファーストラウンド2本目、キャップを後ろ被りしたハケスJr.は左ウイングからゴール前に放り投げると、180度スピンを入れてダブルクラッチ・ボースハンドダンクで46.8ポイント。続いてトッピンは左ウイングからの360度スピンでレッグスルー・ボースハンドダンク。インパクトはあったが、1回失敗したこともあって47.2ポイントとなってしまった。3人目はマクラングに。左コーナーから走り込むとボールを振りかぶって下げてからのボースハンド・リバースダンク。見事なダンクに49.4ポイントが出た。2本目の最後、ブラウンは、ゴール下にイスを置いてスマホを持って一人が座り込み。ジェイソン・テイタム(セルティックス)のトスを空中キャッチしてトマホークダンクを決めた(着地時に1991年覇者のディー・ブラウン/元セルティックスの目隠し姿を見せる)。しかし、1度失敗したこともあって47.6ポイントに。これでマクラングとブラウンが決勝に進んだ。 勝負のファイナル、まずブラウンは右コーナーから走り込んで360度スピンを入れてのシングルハンド・ウインドミルで48.6ポイントをマークした。続いてマクラングは、ゴール前で肩車をさせた2人にボールを持たせると、左ウイングから走り込んで跳び越えてのウインドミルを披露。その高さに歓声が上がる素晴らしいダンクだったが1本失敗となって50ポイントはなく48.8ポイントに。 2本目、ブラウンはドノバン・ミッチェル(キャバリアーズ)をゴール前に立たせてボールを持たせると左手にシルバーの手袋をはめる。右ウイングから走り込むと空中キャッチして左手でウインドミルダンク。これは49.2ポイントが出る。連覇のためには49.1ポイントが必要になったマクラングは、シャックを呼び込んで昨年のコンテストで使った自身の高校時代のジャージーを着用させるとボールを持たせゴール前に立たせる。そして右ウイングから走り込むとボースハンドでのリバースダンクを成功。50点満点が出て勝負あり。 1987、1988年のマイケル・ジョーダン(元ブルズ)、2002、2003年のジェイソン・リチャードソン(元ウォリアーズ)、2009、2010年のネイト/ロビンソン(ニックス)、2015、2016年のザック・ラビーン(当時ニックス、ラプターズ、現ブルズ)以来、史上5人目のコンテスト連覇となった。 ■スキズ・チャレンジ結果 ・トップピック パオロ・バンケロ(マジック) アンソニー・エドワーズ(ウルブズ) ビクター・ウェンバンヤマ(スパーズ) ・ペイサーズ タイリース・ハリバートン(ペイサーズ) ベネディクト・マサリン(ペイサーズ) マイルズ・ターナー(ペイサーズ) ・オールスターズ スコッティー・バーンズ(ラプターズ) タイリース・マクシー(シクサーズ) トレイ・ヤング(ホークス) [ファーストラウンド(チームリレー100ポイント)] ・オールスターズ:1分16秒 ・トップピック:失敗 ・ペイサーズ:1分7秒 [セカンドラウンド(チームパス100ポイント)] ・オールスターズ:74ポイント ・トップピック:58ポイント ・ペイサーズ:74ポイント <セカンドラウンドタイブレーク> ・オールスターズ:90ポイント ・ペイサーズ:92ポイント [サードラウンド(チームシュート100ポイント)] ・オールスターズ:33ポイント ・トップピック:19ポイント ・ペイサーズ:16ポイント [優勝タイブレーク(ハーフコート・ショット)] ・オールスターズ:58.8秒(タイリース・マクシー/シクサーズが決定) ・ペイサーズ:38.3秒(タイリース・ハリバートン/ペイサーズが決定) ■3Pコンテスト結果 [ファーストラウンド] トレイ・ヤング(ホークス) 26ポイント タイリース・ハリバートン(ペイサーズ)26ポイント カール=アンソニー・タウンズ(バックス)26ポイント デイミアン・リラード(バックス)26ポイント ラウリ・マルカネン(ジャズ) 25ポイント ジェイレン・ブランソン(ニックス)24ポイント ドノバン・ミッチェル(キャバリアーズ)21ポイント マリーク・ビーズリー(バックス)20ポイント <決勝タイブレーク30秒> カール=アンソニー・タウンズ16ポイント トレイ・ヤング15ポイント デイミアン・リラード15ポイント タイリース・ハリバートン12ポイント [ファイナル] 優勝:デイミアン・リラード26ポイント(連覇) カール=アンソニー・タウンズ24ポイント トレイ・ヤング24ポイント ■ステフvs.サブリナ3Pチャレンジ結果 ・サブリナ・イオネスク(WNBAリバティー)26ポイント ・ステフィン・カリー(ウォリアーズ)29ポイント ■スラムダンク・コンテスト結果 [ファーストラウンド] ・ハイメ・ハケスJr.(ヒート) 47.4 ポイント/46.8ポイント ・ジェイコブ・トッピン(ニックス) 47.8ポイント/47.2ポイント ・マック・マクラング(マジック) 48.0ポイント/49.4ポイント ・ジェイレン・ブラウン(セルティックス) 48.8ポイント/47.6ポイント [ファイナル] ・ジェイレン・ブラウン48.6ポイント/49.2ポイント ・マック・マクラング48.8ポイント/50ポイント