『ちいさい秋みつけた』『手のひらを太陽に』 ボニージャックス・鹿嶌武臣さん死去 90歳
『ちいさい秋みつけた』や『手のひらを太陽に』などで知られるコーラスグループ、ボニージャックスの鹿嶌武臣さんが、脳幹出血のため12日に亡くなったことを、日本歌手協会が13日に発表しました。90歳でした。 【画像】ボニーのメンバーが西脇久夫さんを追悼 日本歌手協会よると、鹿嶌さんは早稲田大学のグリークラブメンバーで1958年に結成されたボニージャックスの初期メンバーとして活躍。1961年の『北帰行』や1962年の『ちいさい秋みつけた』、1963年の『もずが枯木で』などのヒットが続き、同年の第14回紅白歌合戦に『一週間』で初出場しました。その後も1964年には『幸せなら手をたたこう』、1965年には『手のひらを太陽に』で出場しています。 最大のヒット曲となった『ちいさい秋みつけた』では『日本レコード大賞』童謡賞を受賞。さらに1970年の大阪万国博覧会のテーマ曲『世界の国からこんにちは』(1967年発売)では、三波春夫さん、坂本九さん、吉永小百合さん、弘田三枝子さんらとともに競作しました。 メンバーだった西脇久夫さんが亡くなった後も3人でステージをこなし、2023年には『第50回日本歌手協会歌謡祭』にも出演。また今年7月には、彩の国さいたま芸術劇場映像ホールで行われたステージ『鹿嶌武臣の世界』にも出演していましたが、その後入院しました。 亡くなった当日も、家族が病院に見舞いに来た際には「じゃあまた明日ね」などと会話していたそうですが、その後、容体が急変したといいます。 通夜および告別式は、家族葬で執り行われる予定だということです。