20代前半にしてスカイラインGT-R Vスペックを手に入れたオーナー
【R32という存在 1993年式 日産 スカイライン GT-R Vスペック】 20代前半にしてGT-Rを手に入れたオーナーは、以前からスポーツ系のクルマが好きで、とくにGT-Rのスタイリングにあこがれていた。ただ、免許取得後は運転の感覚を磨くためにコンパクトカーを購入。しかし約1年後にはMR-Sに乗り換えたそうだ。そして軽快な走りを堪能したオーナーが次に求めたのは、大排気量のビッグパワー。そこで選んだのがZ33だった。しばらくはZの雰囲気とパワフルな走りを楽しんでいたが、今年初夏に知人からコンディション抜群のGT-Rの存在を知る。そして迷うことなく、4カ月ほど前に購入した。 【画像15枚】メーターは基準車からの変更はなし。スピード、タコともに常用域を真上に配置するのは、スカイラインの伝統。3連メーターは本来最上段にあるのだが、取材車両は水温、油温、油圧の各メーターをまとめたデフィ製のDINゲージを中段にインストールする ちなみにこの個体を販売したのは、岐阜県のアウトレーベン・シャッツェス。当初は代表の大前光史さんが自分で乗るために仕上げていた個体で、タイヤハウスからフロア下までペイントし、各部には新品パーツを装着している。つまり、中古車として販売するには採算を度外視した内容なのだ。それだけにコンディションはお墨付きで、オーナーも大満足。そして「Z33は上級なスポーツクーペのような感覚でしたが、GT-Rはもっとスパルタンで、いかにもスポーツカーといった雰囲気。とにかくカッコいいです」と話す。オーナーは免許取得後数年であこがれのクルマを手に入れてしまったわけだが、一生手放さないと宣言した。 スカイライン GT-R VスペックⅡ(BNR32) 全長×全幅×全高(㎜) 4545×1755×1355 ホイールベース(㎜) 2615 トレッド(㎜) 1480(前後とも) 車両重量(㎏) 1500 エンジン型式 RB26DETT型 エンジン種類 直列6気筒DOHCツインターボ 総排気量(cc) 2568 ボア×ストローク(㎜) 86.0×73.7 圧縮比8.5:1 最高出力(ps/rpm) 280/6800 最大トルク(㎏-m/rpm) 36.0/4400 変速比 1速3.214/2速1.925/3速1.302/ 4速1.000/5速0.752/後退3.369 最終減速比 4.111 ステアリング ラック&ピニオン サスペンション マルチリンク(前後とも) ブレーキ ベンチレーテッドディスク(前後とも) タイヤ 225/50R17(前後とも) 発売当時価格 526.0万円 初出:ハチマルヒーロー2017年1月号 vol.39 (記事中の内容は掲載当時のものを主とし、一部加筆したものです)
Nosweb 編集部